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THE END OF EVANGELION


▲ 曲リスト ▲   CDデータ→

THE END OF EVANGELION

1.他人の干渉
2.真夏の終演
3.退行への緊急避難
4.偽りの再生
5.身代わりの侵入
6.II Air [ORCHESTRAL SUTTE No.3 in D Major, BWV.1068]
7.空しき流れ
8.THANATOS - IF I CAN'T BE YOURS ---
9.始まりへの逃避
10.不安との密月
11.Komm,susser Tod
12.Jesus bleibet meine Freude / 主よ人の望みの喜びよ
13.閉塞の拡大
14.夢のスキマ


▲ CDデータ ▲   ←曲リスト 曲に関して→
	●アニメタイトル  THE END OF EVANGELION

	●作曲・編曲	鷺巣詩郎

			 6.曲名 : II Air
			  作曲 : J.S.BACH
			  編曲 : Shiro SAGISU

			 8.曲名 : THANATOS -IF I CAN'T BE YOURS-
			  歌  : LOREN & MASH
			  作詞 : MASH
			  作曲 : Shiro SAGISU(鷺巣詩郎)

			14.曲名 :Komm, susser Tod
			  歌            : ARIANNE
			  日本語原詩     : Hideaki ANNO(庵野秀明)
			  英訳           : Mike WYZGOWSKI
			  作曲・アレンジ : Shiro SAGISU

			12.曲名 : 主よ、人の望みの喜びよ
			  作曲 : JAN PANENKA
			  編曲 : M.Hess

	●演奏時間	57分18秒
	●発売元	キングレコード株式会社
	●発売日	1997年8月1日
	●CD番号	KICA 370
	●定価		\3,059

▲ 曲についてあれこれ ▲   ←CDデータ リンク→

 エヴァンゲリオンも遂に終わりを迎えました。このCDはその終局への道をたどるためのCDとも言えるもしれませんね。

 曲はどれをとっても素晴らしいものばかりです。特に13曲目は壮大な鷺巣詩郎ワールドここにあり!といったかんじで、とっても良いです。エヴァのCDは今までも何枚もでましたが、このCDは初めから終わりまで通して聞ける完成された曲集です。劇中に登場した順に曲が並べられているのが、また映画を回想しているみたいでナイス。

 CDの冊子にはサントラ『EVANGELION:DEATH』と同じように、タイトルとその曲の使われた場面の絵が入っています。使用されたちなみに、このCDの初回特典として、赤色のCDケースとポスター(ラスト場面)が付いてきてました。

1.他人の干渉

 NERV本部に戦略自衛隊が侵攻してきた場面で使用。ピアノのの低温と、太鼓のように鳴り響くタムがテンポ良い!映画・シト新生ではMAGIのハッキングされる場面で使われてました。 緊迫感迫るといった曲。 なんだかナディアの曲のような感じですが(^^;
2.真夏の終演

 1曲目のアレンジ版、テンポが速くなり、エヴァ暴走シーンを思わせるストリングスと金管楽器が唸る。戦時が次々にNERV本部を治めていく場面、この曲とともに、シンジ君が一人うつろにうずくまっているシーンが印象的でした。曲のタイトルが「真夏の終演」なんて、ピッタリですね(^^;
3.退行への緊急避難

 「死にたくない…死にたくない…死にたくない…」と、アスカが呟き、二号機の中に母親がいたことを見つけるまでの場面での曲です。アカペラのコーラスが独特の感じを出しています。前半部はアーアー言ってるだけなんですが、後半部ではよくわからない外国語でうたっています。教会でうたわれるキリスト教の賛美歌みたいですよね。
4.偽りの再生

 その後、二号機が再起動して暴れまくるシーンに用いられてました。「こっちには?千倍の特殊装甲と、A.T. フィールドがあるんだから!」「ママ、私をずっと見てくれていたのね!」「わかったわ、A.T.フィールドの意味 と、使い方ぁ!!」「あんた達なんかに、負けてられないわよ!」 ……本当に偽りの再生だったとは…。

5.身代わりの侵入

 シンジがミサトに「…僕はダメだ。ダメなんですよ…。」と、自暴気味に語る場面。レイの特攻シーンでも使われた曲のアコースティック版。曲を聴いているだけで哀しくなるような曲です。このシーンを映画を見終わった今、思い出してみると、エヴァはギャクではなく悲劇の物語だったのかな、なんて思いますね。
6.II Air [ORCHESTRAL SUTTE No.3 in D Major, BWV.1068]

 25話「Air」にて、アスカが量産機を前に戦う場面で使われていました。量産機がボコボコにやられる場面ですね。うーん、先に曲を知っていると、映画を見たときに感じが違う気分になりました。映画「セブン」でも、警官が図書館で調べものをしているときのBGMとして流れていました。関係ないですけど、B線上のアリスというゲームが出るそうです。
7.空しき流れ

 タイトルそのままの曲です。ゆったりとしたテンポで流れるストリングスとピアノが命の鼓動を刻むかのようなイントロ。中盤は哀しいくらいの盛り上がりをみせます。二号機解体シーンに至るまでの永い時間を刻む曲です。あえて違う言葉で言うなら「無力感」でしょうか。ボロボロになっていく二号機を前に、なにもなすすべがないネルフ。それは、まるでこの現代の日本で、なすすべもない現実をあらわしているかのように。
8.THANATOS - IF I CAN'T BE YOURS ---

 スタッフの出演者一覧が出ているときのテーマ曲。あのスタッフロールのうねうねとした流れは何なのでしょう。どこかで「あれは遺伝子の記録しておくDNAの螺旋状を表したもの」とか聞いたんですが、まさにそのとおりですね。

 劇中では、曲が最後まで終わらず中途半端なところで ブチリ と切れてましたね(^^; 映画を見てるとき「おや?」と思いましたが、それは画面に出てくるメッセージに注目させるためだったのかもしれません。……と、前のシングルCDの時は書きましたが、もう一度映画を見に行ったときは修正されていました。きちんと最後まで曲がきけました。

9.始まりへの逃避

 3曲目と同じ曲のアレンジです。初号機が量産機たちにより成層圏まで引き上げられ、そこでカオルと再び出会う場面。『何を望むの…?』
10.不安との密月

 エヴァでは心理描写を用いる時の定番の曲。砂で形作られたネルフのような城をシンジが壊す場面から突入してました。アスカの精神汚染の場面で使われた曲といい、ほんと効果的に使われる曲です。BORDER LINE CASEという曲のアレンジです。この曲はこれからワイドショーやニュースで使用される可能性は高いです(笑)
11.Komm,susser Tod

 人類補完計画が発動され、人類が補完されていく場面。そう、人間の心と心の壁であるA.T.フィールドが溶けていく場面で効果的に使われた一曲。

 注目すべきはオリジナルの作詞。なんと監督である庵野氏が直々に書き下ろしたもの。タイトルも『甘き死よ、来たれ』とあり、なかなか意味深げ。歌詞の後半は「無へと帰ろう」が延々と続く。まさに劇中の場面にピッタリな曲。(でも、歌われてるのは英語)

 エヴァを知らない人がこの曲を聴いた感想「エヴァンゲリオンって、こういう曲もあるんだ」。

12.Jesus bleibet meine Freude / 主よ人の望みの喜びよ

 驚異の実写シーン(^^;に使われた曲です。なんだか、卒業式みたい曲です。印象的な場面が思い起こされると思います。『夢、気持ち良いの?』
13.閉塞の拡大

 このCDの中で一番オススメなのがこの曲。人類補完計画が遂行され、全ての魂は1つに戻った。しかし、シンジは再びもとの閉塞された世界に戻ることを望む。チェロのソロからはじまって、次々に楽器が増えていくのは爽快という一言に尽きます! 透き通ったようなサウンドがいいです。前半部分は、小中学校の卒業式の「別れの言葉」とかいう場面で使えば最高だと思いますね(結構本気)。中盤のフルートとホルンが吠える盛り上がりの部分が世界の広がりを感じさせてくれます。
14.夢のスキマ

 ピアノによるソロ。ラスト付近の音楽。

 アニメって、夢のすきまなのかな? それとも、現実がすきま?


▲ このCDに関するリンク ▲   ←曲に関して
GAINAX
エヴァを制作したガイナックスのホームページ
STAR CHILD
スターチャイルドのホームページ。エヴァやその他、各曲のリストなど掲載。
KING RECORD
発売元であるキングレコードのホームページ
Evangelion SoundSong Page
リ、リンクはっても・・・いいのかな・・・。

 
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