#norelated #navi(FHS) #contents ---- * 7. 付録(Appendix) [#f23b0150] ** FHS メーリングリスト [#r15b85f7] FHS メーリングリストは<freestandards-fhs-discuss@lists.sourceforge.net> です。http://sourceforge.net/projects/freestandards/ のページのリンクからメーリングリストに参加することができます。 我々のプロジェクトに対して素晴らしいメーリングリスト・サーバを提供していただいたカリフォルニア大学サンディエゴ校のネットワーク事業に感謝します。 はじめに述べておきますが、どうか FHS 編集者や以下にリストされる貢献者に連絡を取るためを目的にメーリングリストに投稿しないでください。 ** FHS 策定の背景 [#vba8be4f] 標準的なファイルシステム階層の開発は、Linux のディレクトリ構造のためにファイル構成を考える経過で 1993 年 8 月に始まりました。TSSTND と呼ばれる Linux オペレーティング・システムに特化されたファイルシステム階層は 1994 年 2 月 14 日に公開されました。修正バージョンは 1994 年 10 月 9 日と 1995 年 3 月 28 日に公表されています。 1995 年の早くに Linux だけではなく他の UNIX のようなシステムも取り上げるよう、FSSTND の一層包括的なバージョンを開発するように BSD 開発コミュニティのメンバーの助けを借りて採用されました。結果として協力により UNIX のようなファイルシステムに一般的であった問題に焦点があてられることになりました。適用される範囲が広がっていくことから標準規定の名前は短くなるよう Filesystem Hierarchy Standard もしくは FHS と改称されました。 この標準仕様の策定に貢献したボランティアはこの文章の終わりに目録として掲載しています。この標準仕様の策定には貢献者達によるものと大部分の人が見解を持っています。 ** 一般的なガイドライン [#u3ce3853] ここでは標準仕様策定にあたって留意したガイドラインを述べます。 - 過渡的な困難を制限する間に、技術的問題を解決します。 - 標準仕様を適度に安定させます。 - ディストリビューションや開発者、関連する開発グループのの参加を奨励します。 - 異なった Unix 風システムの開発者に対する魅力的な標準仕様を提供します。 ** 規定 [#d81d4afd] この文章では FHS ファイルシステムと呼ばれる標準的なファイルシステム階層について、関連するファイルやディレクトリやシステムファイルについて言及しています。 この標準仕様は FHS に従っているファイルシステムの設計者、パッケージ開発者、システム管理者達に使われるよう策定されました。主にリファレンスであるように意図されており、どのようにファイルシステムを管理していくかというチュートリアルではありません。 FHS は FSSTND という Linux オペレーティング・システムファイルシステム標準化組織から引き継がれて仕事が生じました。それは FSSTND を基にしていながら、Linux コミュニティだけではなくより広い互換性問題を扱うため 4.4 BSD ベースのオペレーティング・システムも扱うようになりました。BSD の世界や異種のネットワーキングへの需要を学び取り入れていくことで、どのような複数のアーキテクチャをもサポートしていくこととなっていきました。 ファイル階層システムの標準化は以前のより一層包括的なものとなっていますが、新しい技術によって生じる変化に対応できるよう、定期的な更新が必要になるかもしれません。我々の策定案が最良の解決策ではないように、ここで扱われた問題に対するもっと良い解決策が見いだされることもあるでしょう。標準仕様に対する補足の草案が定期的に発表されるかもしれません。ですが目指すところは次期リリースのための下位互換性を保つことです。 この標準仕様に関するコメントは歓迎されます。どのような意見やコメントでも FHS 編集者(Daniel Quinlan 氏 <quinlan@pathname.com> )に向けられるか FHS メーリングリストで発言なさってください。記述ミスや文法的なコメントについては FHS 編集者にお問い合わせ下さい。 メーリングリストにメールを送る前に、以前古いトピックで行われた過渡的なディスカッションを避けるために、まず FHS 編集者に連絡を取ることも必要となります。 この文章の中の項目をどのように解釈すべきかの質問が時折発生するかもしれません。もし定義を明確にしたい場合には FHS 編集者と連絡を取ってください。この標準は多くの参加者の意見の一致を求めるものですから、どのような解釈をおこなうかコミュニティ内で確認を行うことは重要です。これまで議論の俎上にあがらなかった問題については、即座に回答を得られることは難しいかもしれません。 ** 謝辞 [#h412b4e5] FHS の開発者はこの標準仕様の策定にあたりアドバイスを頂いた開発者達、システム管理者、そしてユーザに感謝の念を抱きます。我々は標準仕様のヘルプの記述やコンパイル、編集を行っていただいた貢献者達にも感謝します。 FHS グループは FSSTND をサポートした Linux 開発者や、この仕様策定の前任者にも感謝します。もし FSSTND が有益でなければ FHS は決して進展することはなかったでしょう。 ** 貢献者 [#s1ff79c1] Brandon S. Allbery <bsa@kf8nh.wariat.org>&br; Keith Bostic <bostic@cs.berkeley.edu>&br; Drew Eckhardt <drew@colorado.edu>&br; Rik Faith <faith@cs.unc.edu>&br; Stephen Harris <sweh@spuddy.mew.co.uk>&br; Ian Jackson <ijackson@cus.cam.ac.uk>&br; Andreas Jaeger <aj@suse.de>&br; John A. Martin <jmartin@acm.org>&br; Ian McCloghrie <ian@ucsd.edu>&br; Chris Metcalf <metcalf@lcs.mit.edu>&br; Ian Murdock <imurdock@debian.org>&br; David C. Niemi <niemidc@clark.net>&br; Daniel Quinlan <quinlan@pathname.com>&br; Eric S. Raymond <esr@thyrsus.com>&br; Rusty Russell <rusty@rustcorp.com.au>&br; Mike Sangrey <mike@sojurn.lns.pa.us>&br; David H. Silber <dhs@glowworm.firefly.com>&br; Thomas Sippel-Dau <t.sippel-dau@ic.ac.uk>&br; Theodore Ts'o <tytso@athena.mit.edu>&br; Stephen Tweedie <sct@dcs.ed.ac.uk>&br; Fred N. van Kempen <waltje@infomagic.com>&br; Bernd Warken <bwarken@mayn.de>&br; Christopher Yeoh <cyeoh@samba.org>&br; #navi(FHS)