Unix/dev/nullの役割

/dev/null †

　【 /dev/null 】は特殊なファイル。スペシャル・ファイルと呼ばれることもあります。ヌル(NULL)・デバイスなので ls でファイルをみると、パーミッションの左側にデバイスであることを示す c がついています。 　意味は「データの掃きだめ」。標準出力やエラーを /dev/null にダイレクトさせてプログラム実行時にメッセージを出力させない事に使うことが多い。

$ ls -l /dev/null
crw-rw-rw-  1 root root 1, 3  6月 13  2005 /dev/null

　もし何らかの理由により /dev/null が消えてしまった場合は、mknod コマンドを用いて再作成することが可能。あるいは、/dev/null のような"何か"を作りたいときも mknod コマンドを用います。

• /dev/null の作成

  # mknod -m 666 /dev/null c 1 3

• /dev/null のような何か nullpo(ヌルポ)を作りたい

  # mknod -m 666 ./nullpo
  # ls -l ./nullpo
  crw-rw-rw-  1 root root 1, 3  6月 13 12:30 ./nullpo

• ↑で作っちゃった nullpo(ヌルポ)を削除したい（rm で消えます）

  # rm ./nullpo
  rm: remove キャラクタスペシャルファイル `./nullpo'? y

• /dev/zero の作成

  # mknod -m 666 /dev/null c 1 5

情報元(リソース) †

JM - null

http://www.linux.or.jp/JM/html/LDP_man-pages/man4/null.4.html

JM - mknod

http://www.linux.or.jp/JM/html/GNU_fileutils/man1/mknod.1.html