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Pocketstudio.jp :: 日本語SPAMデータベース :: 1.お知らせ2005年09月21日
サイト設置の目的と役割
サイト設置の目的は『本文が日本語で悪質な迷惑メール(SPAM)および送信事業者名を保存するプロジェクト』です。
先月(8月)あたりより、日本語で「重要」や「お世話になっています」など、題名が非常に悪質な日本語迷惑メール(SPAM)が非常に出回っています。未承諾広告※の表示があるものはまだ許せますが、Subject が悪質極まりない、ある意味「禁じ手」とも言える題名を使用し始めた事に憤慨を覚えます。私の保持・管理しているメールアドレスにも9月に入ってから既に半月で約 1500 通にのぼる日本語の悪質 SPAM メールを受信しました。これら悪行を記録し、傾向と対策を練るために、それらは全て Whois 情報を含めて簡易データベース化しています。
基本的に『未承諾広告※』と Subject: ヘッダに記載しているメールは掲載しません。各種ルール無視や各国法に対する違法行為、もしくは違法性の高い行為を推奨する悪質メールのみデータベース化していきます。
海外のメールは SpamAssassin に代表されるベイジアン型スパム・フィルタによって大部分が排除可能です。ですが、日本語にはその効果が現れにくいようです。フィルタを SpamAssassin に適用させる場合、個々のメールに対して独自に日本語のルールを設定しなくてはいけないという、面倒きわまりない作業を(私を含めメールサーバ管理者に)強いられていいます。
これらの迷惑メールデータベース情報を元に、 procmail でのスパム排除用レシピを作成し、悪質な日本語メールをサーバからスルー(廃棄)させるのが目的です。
一番簡単なのは T.Tsujikawa 氏によって提供されている「韓国 IP アドレスからのパケットを遮断する」を利用してパケット・フィルタリングを行うことですが、通常のメールも阻害されてしまう恐れがあります(特に韓国・台湾・中国とメールのやりとりを業務で行っている場合)。また、迷惑メールの発信元はタイやアメリカの場合もあるのです。それらをふまえ、procmail でのフィルタリングを実装することが当面の目的となります。
悪質メール群のデータはそろいました。あとは情報を整理し、procmail のレシピを書くだけです。
こちらのWikiと連動して procmail や SpamAssassin、各種 RBL との連携方法を纏めて SPAM 撲滅に役立てたいと思います。
投稿者 SpamMaster : 2005年09月21日 22:19
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