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■日本語の設定 ■フォント ■バイナリ編集 ■非対応箇所 ■日本語化パッチ ■Ｑ＆Ａ集 ■ＦＡＱ

■ 履歴などで日本語を有効にする方法

• 設定方法

　ICQ99aは完全に日本語に対応していないため、各所で文字化けが発生します。初期状態ではメッセージの送受信においても文字化けしてしまう状況です。これらはフォントの指定を行うことで文字化けは一部避けることができます。

　文字化けを解消する方法を探しているとき、まっしゅさんから情報を頂きました。【win.ini】(Windowsの表示色やシステムに関する設定ファイル)を一部書き換える方法です。

　ICQをはじめ海外のソフトは、フォントの表示に"MS Sans Serif"が使用されています。このフォントはアルファベットだけで日本語の表示はできません。そこで、このフォントの指定を日本語へと行うことで、Message DialogとContact Listの文字化けの解消ができました。Message Archiveについてもフォントを"MS Sans Serif"を選択することで、文字化けが直せます。

　また、システムフォントを新しく追加することで、フォントの大きさも適当になることが分かりましたので書いておきます。（なお、まだ調べている最中ですが、もしフォント指定に詳しい方がおられましたら教えて頂けると幸いです）

■ 注意事項(絶対に読んでください)

1. ICQ道場では変更・変更作業中の事故にいかなる責任も持ちません。（自己責任です）
2. よく分からない人は変更しないでください。（出来るだけパソコンに詳しい人に助けてもらいましょう。）
3. 作業前に 必ず win.iniのバックアップ を取っておいてください。最悪の場合、Windowsが起動できなくなる事があります。
4. Windows 95,Windows 98専用です。Windows NTでは同様の項目[FontSubstitutes]がレジストリの中にあったような気がしますが、試してないのでわかりません。
5. なお、この副作用として、海外のソフトや一部の国内ソフトでフォントの大きさや表示が変わってしまう場合もあります。
6. 以上1〜5の条件を必ず守る事と、あらかじめ作業手順を全て読んでから試してみてください。

■ 変更手順

• Win.iniの編集とフォントの変更
  1. Win.iniを探す
     　Windowsのフォルダ(標準では C:\Windows)の中に【 Win.ini 】があります
  2. Win.iniのバックアップをとる
     　適当なフォルダをつくりなりしてコピーをとっておいてください。後で復旧するときに、このバックアップファイルで上書きするだけで、もとの環境に戻すことができます。
  3. Win.iniを編集する
     　ダブルクリックすると"メモ帳"が起動し、そこにWin.iniが表示されます。テキスト形式なので適当なエディタで編集しても構いません。
  4. Win.ini内の【 [FontSubstitutes] 】という項目を探します。

     [FontSubstitutes]
     標準明朝=ＭＳ 明朝,128,3
     標準ゴシック=ＭＳ ゴシック,128,3
     @標準明朝=@ＭＳ 明朝,128,3
     @標準ゴシック=@ＭＳ ゴシック,128,3
     Helv=MS Sans Serif
     

  5. ここに【 MS Sans Serif=System,128,3 】この一行を挿入します。なお"ＭＳ ゴシック"の部分は、それ以外の日本語TrueTypeフォントでも構いません。これは、Windowsのフォント置き換え機能を使い、英語フォントを強引に日本語フォントで表示させるものです。
     

     [FontSubstitutes]
     MS Sans Serif=System,128,3
     標準明朝=ＭＳ 明朝,128,3
     標準ゴシック=ＭＳ ゴシック,128,3
     @標準明朝=@ＭＳ 明朝,128,3
     @標準ゴシック=@ＭＳ ゴシック,128,3
     Helv=MS Sans Serif
     

  6. ファイルを保存して、メモ帳を閉じます
     
  7. Windowsを再起動する
     
  8. 再起動後、ICQを起動するとフォントが変更されています
     　環境次第ではシステムフォントが大きいために、コンタクトリストの中の文字が巨大になってしまうかもしれません。そういう場合はシステムフォントを変更してみてください。（すいません、やりかた忘れました(^^;; Webで検索すると見つかると思います・・）

     　フォント指定を"Terminal"や"ＭＳ ゴシック"へと替えてみる方法もあります。今度は横に伸びたり小さくなったりしてしまいます。そこで次のTicago95フォントを入れてみてはどうでしょう。次の項目を読んでみてください。

     　なおこのフォント指定はシステムフォントなら何でも良いような感じもしますが、うまくいきません。標準で入っているTerminalだと、文字が横に伸びたりします。（システムフォントといえば、Win3.1のフォントでも良いかもしれませんが…未確認）

     　それと、この方法でもMessage Archiveの"Message Archive"の文字化けがうまくいきません。フォントは、おそらく"Helv="の行を書き換えればなんとかなりそうです。（試行錯誤してますが、うまくいきません）

     　参考までに、Sendfont,EmiGrantのフォント置き換えツールも試してはみましたが、うまくいきませんでした。

     　もし情報をお持ちの方がおられましたら、ご連絡ください。（掲示板でもＯＫです。）

• Ticago95フォントをシステムフォントに組み込む場合
  1. Ticago95とは・・
     　「Ticago95」ver.2.1はMac風のWindowsフォントです。（野上雅彦さん製作、フリーウェア）。どうしてかは分かりませんが、これを組み込むことで、フォントが適当な大きさで表示されます。窓の杜やVectorなどからダウンロードしてください。
  2. フォントをインストールします
     　c:\windows\fontなどのフォントフォルダにコピーするなどして、インストールします。
  3. Win.iniを編集します。先ほどと同じように"MS Sans Serif="の部分を追加・編集します。"Ticago"か"TicagoFix"を入力します
     

     [FontSubstitutes]
     MS Sans Serif=Ticago,128,3
     標準明朝=ＭＳ 明朝,128,3
     標準ゴシック=ＭＳ ゴシック,128,3
     @標準明朝=@ＭＳ 明朝,128,3
     @標準ゴシック=@ＭＳ ゴシック,128,3
     Helv=MS Sans Serif
     

  4. Windowsを再起動します
     
  5. フォントが変更されます
     

• フォント指定を元に戻す場合
  1. Win.iniを開きます
     
  2. 先ほど追加した、フォント指定の一行を削除します。（MS Sans Serf=の一行）
     
  3. Windowsを再起動します
     

Thanks To まっしゅさん,ZENONさん,はせたさん

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