#contents ---- * シングルモードでサーバを起動させる方法 [#oc5f9263] 何らかの理由により(たとえば root のパスワードを忘れた場合に再設定したいとき)シングルモードで動作させたい時は、次の手順を踏みます。 まず Linux の boot 画面では GRUB が標準で起動します。 Booting Fedora Core (2.6.11-1.1389_FC4) in X seconds... このような表示が出ますので、エンターキーなど、適当にキーを押して GRUB 設定モードに移行します。のんびりしていると、そのままブートが進行してしまいますので X seconds(秒)以内に速攻でキーをおす必要があります。 #ref(http://pocketstudio.jp/r_images/wiki_linux/2005/single1.gif,nolink) うまくいけば、次のように起動するカーネルの選択画面が表示されます。 #ref(http://pocketstudio.jp/r_images/wiki_linux/2005/single2.gif,nolink) この画面が表示されているとき、キーボードの【 E 】を押します。(編集=Edit の E です) そうすると、次はカーネルのオプションが変更できるようになります。【 kernel 】と書かれた行(2行目)を選択してキーボードの【 E 】を押します。(編集=Edit の E です) #ref(http://pocketstudio.jp/r_images/wiki_linux/2005/single3.gif,nolink) その後は、編集モードになります。カーソルの【→】を押して、右端までいきます。 右端に空白を1マス入れて、 selinux=0 s と入力します。&br; 【 selinux=0 】は起動時に SELinux を強制的に無効にするオプションです。&br; 【 s 】はシングルモードで動作させるという意味です。シングルモードは最低限のプロセスしか起動せずに動作できるモードです。 #ref(http://pocketstudio.jp/r_images/wiki_linux/2005/single4.gif,nolink) 入力が終われば、【 Enter 】キーを入力します。&br; そしたら1つ前の画面に戻りますので【 b 】キー(boot=起動)を押して、サーバの起動をすすめます。 起動画面が終わると、コマンド入力画面に自動で移ります。 シングルモード(正確には Single User Mode)は全てが root ユーザ権限で操作可能です。もし root ユーザのパスワードを忘れた場合には、このシングルモード画面で【 passwd root 】と入力し、root のパスワードを再設定することが出来ます。