平成17年5月27日(金)の記録 :: 作者近況-journal

2005年05月27日

　今週の前半は不調続き。
　今日の診療では、体調に波が出てきているけど、
　また様子を見ましょう、ということになりました。
　薬は先週と同じ、据え置きです。

　ところで……。

　さっき、偶然、なんとなく、Google News を覗くと、
　旧日本陸軍兵がフィリピン山中で発見されたという
　ニュースが踊っていた。
　戦後 60 年を経て、である。

　おそらく、多くの日本人が
「えっ、うそだろ!?」
　と思ったに違いないと思う。
　自分もそう思った。

　もし本当に日本人だと安否が確認できたのであれば、
　彼らの目からみた、
　今の日本は、
　どのように映るのだろうか。

　記事によると、
　陸軍第３０師団所属の部隊で、
　二十歳前後の若者で構成された精鋭だったそうだ。

　生存率、
　２割。

　８割が死亡、若しくは行方不明－。

　記事によると、生存しているのは 87 歳と 85 歳の方、とのこと。
　今年は戦後 60 年。

　彼らは 27 歳と 25 歳の時に、現地に置き去りにされた。
　今の自分と同じ年代だ。

　もし自分なら、どう感じただろう。
　もし 80 年前に生まれていたら、どう思っただろう。

　たぶん、悔しいんじゃないかな。
　たぶん、だけどね。
　たぶん。

　彼らの目指した理想は、
　何だったんだろう。
　そして、どう感じていたのだろう。
　当時の国状を察するに、感に堪えない。

　私の祖父は何も語らぬまま、他界した。
　祖父は今日の北方領土を守備中に終戦、
　シベリア抑留を経て終戦から数年経って帰国できた。
　そういえば、あまりよく聞いてなかったな。
　もっと聞きたかったな。
　ちょっと悔しい。

投稿者 Masato Zembutsu : 2005年05月27日 20:46

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