サクラサク――春と言えば桜。東京は桜が多い。私がこれまでずっと住んでいた富山は、春と言えば梅の開花だったのだが、ここ東京は、ほんと桜が多く広がっていて、まさに春の代名詞、春の全ての象徴といっても過言ではない。窓から外を眺める。ちょっと川辺を眺めても桜の並木が広がっている。等間隔に広がる桜の樹、まるでお祭りの屋台に掲げられている綿飴が並んでいるようだ。普段の何気ない通勤路、朝日を見上げると、夏には気がつかなかった街路樹が実は桜だったというのも、桜が咲いたから気がついた。固く無機質だった風景が、こんなにも優しく感じられるなんて。春を告げる桜。さくら。さくら。記憶の彼方に置き忘れた、穏和な感覚。春に咲くさくら。忘れかけていたさくら。でも、雨でちょっと散っちゃった。振り向くアスファルト、ひろがる、ほのかな、さくら色。
追伸
今日から新しい年度。はじまりの日。気分一新。何か新しいことを始めよう、そんな気分だけども。少し、時計の針を戻してみたい、なんてね。ちょっと気候が肌寒い、平成20年度の4月1日。
今日も帰りが遅かったなぁ・・・。
たまには早く帰ってのんびり読書でもしたいものです(´・ω・`)