◆東京は、さくら満開の季節のようです。
桜が咲くと「春が来たな」と、ようやくその訪れに、気づかされる。
朝晩の空気の冷え込みも緩み、
木の皮がむき出しの、殺風景だった景色が、
パッと咲くさくらのおかげで、
一気に明るい春を演出してくれる。
冷たい冬は終わったんだよ。
そう、暖かな春のあしあとを
そっと告げてくれるのが桜なんだなと思う。
東京は、道の至る所に桜が植えられている。
たいていの通りには、桜があるのではないかと思うくらい。
富山に住んでいたときは、近所に桜並木がなかったので、
イマイチ桜が咲いても春という雰囲気は感じられなかった。
けれど、東京では、東京に住む人たちにとっては、
間違いなく、桜は春の訪れを告げる使者なんだなと。
…そう、始めて認識させられた、今回の桜の開花だった。
ちなみに、撮影した桜は中央区新川。永代橋の中央区側。
ここは穴場かも。結構綺麗。
冷たい風に揺られる夜桜も、いいものです。
まだまだ、桜は花盛りだけど、
あと一週間ぐらいで、一気に散りゆく。
俺は死ぬまでに、何度この桜を眺めることが出来るのだろう。