[[CentOS/FAQ]] * [[CentOS 4 について>http://pocketstudio.jp/linux/?CentOS%2FFAQ#content_1_2]] [#j2e6705b] ** CentOS が配布されている isos ディレクトリ群にあるファイルは何ですか? (2006 年 3 月 6 日) [#x53d82c2] ** CentOS が配布されている isos ディレクトリにあるファイル群は何ですか? (2006 年 3 月 6 日) [#x53d82c2] *** CentOS ISO ディレクトリについて [#i80d118b] isos ディレクトリには複数のファイルが置かれています。 isos ディレクトリには複数のファイルが置いてあります。 1. ISO ファイル (ファイル名が .iso で終わるもの) - これらは CD の内容(一般的に"イメージ"と呼びます)を納めたファイルです。CentOS をインストールするためには、まずはじめに ISO イメージ・ファイルをダウンロード必要があります。ISO ファイルを元に CD-R を焼く(=作成する/語源は英語の burn から来ています)事でインストール用 CD を作成します。ISO ファイルの作り方については以下の URL をご覧下さい: 1. ISO ファイル (ファイル名が .iso で終わるもの) - これらは CD の内容(一般的に"イメージ"と呼びます)を納めたファイルです。CentOS をインストールするためには、まずはじめに ISO イメージ・ファイルをダウンロード必要があります。ISO ファイルを基に CD-R を焼く(=作成する/語源は英語の burn から来ています)事でインストール用 CD を作成します。ISO ファイルの作り方については以下のURLを御覧ください: http://pocketstudio.jp/win/iso/cdrom.html 2. torrent (トレント)ファイル (ファイル名が .torrent で終わるもの) - torrent ファイルは BitTorrent(ビット・トレント)というネットワーク共有ソフトを使って CD をダウンロードしたい場合に使います。mirror.centos.org サーバから直接ダウンロードする時は、この .torrent ファイルを用いなくてはいけません(他のミラー・サーバでは ISO が配布されています)。CentOS を使って BitTorrent はCentOS 3 か CentOS 4 の環境であれば Dag Wieer レポジトリからパッケージを取得することができます。 2. torrent (トレント)ファイル (ファイル名が .torrent で終わるもの) - torrent ファイルは BitTorrent(ビット・トレント)というネットワーク共有ソフトを使って CD をダウンロードしたい場合に使います。mirror.centos.org サーバから直接ダウンロードする時は、この .torrent ファイルを用いる必要があります(外のミラー・サーバでは ISO を配布しています)。CentOS を使って BitTorrent? はCentOS 3 か CentOS 4 の環境であれば Dag Wieer レポジトリからパッケージを取得する事ができます。 http://dag.wieers.com/packages/bittorrent/ その他の OS で BitTorrent を使いたい場合、BitTorrent 公式サイトを利用してください。 http://www.bittorrent.com/ 3. MD5 ファイル群 - それ以外のファイル名に md5 と付くものは、ISO イメージファイルの MD5 チェックサムが記述されています。MD5 チェックサムというのは、パソコンにダウンロードした CD の ISO イメージファイルが正しいかどうか(ネットの通信状況等の原因によって、正しくダウンロード出来ない場合もあるためです)を確認するために使います。Linux 上では md5sum コマンドで値を確認する事ができます。ダウンロードした ISO ファイルの値が正しければ正常にダウンロードされたファイルであると分かります。 3. MD5 ファイル群 - それ以外のファイル名に md5 と付くものは、ISO イメージファイルの MD5 チェックサムを記述しています。MD5 チェックサムというのは、パソコンにダウンロードした CD の ISO イメージファイルが正しいかどうか(ネットの通信状況等の原因によって、正しくダウンロードできない場合もあるためです)を確認するために使います。 Linux 上では md5sum コマンドで値を確認する事ができます。ダウンロードした ISO ファイルの値が正しければ正常にダウンロードできたファイルであると分かります。 http://linuxiso.org/viewdoc.php/verifyiso.html *** Single Server CD (サーバ CD) [#ic961153] ファイル名に "ServerCD" という名前の付いているものは、基本的なサーバを構築するために最低限必要なツール群のみが組み込まれている 1 枚の CD です。ただしグラフィカル(GUI)環境ではありません。Server CD は1つのファイルをダウンロードするだけで、自分の好きなように環境構築を行いたい方向けに提供されています。 ファイル名に "ServerCD" と名前の付いているファイルは、基本的なサーバを構築するために最低限必要なツール群のみが組み込まれている 1 枚の CD です。ただしグラフィカル(GUI)環境ではありません。Server CD は1つのファイルをダウンロードするだけで、自分の好きなように環境構築を行いたい方向けに提供しています。 勿論、CD 4 枚分の中身を 1 枚に詰め込むことは出来ませんが、一方で必ずしも全てのパッケージが必要でない場合もあります。CentOS 開発チームでは Single Server CD に関するフィードバックを求めています。たとえば必要なパッケージがあれば要望として伝えて下さい。フィードバックは CentOS-Devel 開発メーリングリスト上で情報提供いただければ幸いです。 もちろん、CD 4 枚分の中身を 1 枚に詰め込む事はできませんが、一方で必ずしも全てのパッケージが必要でない場合もあります。CentOS 開発チームでは Single Server CD に関するフィードバックを求めています。例えば必要なパッケージがあれば要望として伝えてください。フィードバックは CentOS-Devel 開発メーリングリスト上で情報提供いただければ幸いです。 http://lists.centos.org/mailman/listinfo/centos-devel Single Server CD を使ったインストール後は、yum や up2date を用い、それぞれ必要に応じてプログラムをインストールして下さい。そうすることで、通常の CentOS セットアップを行ったのと同様に CentOS を利用することが出来ます。 Single Server CD を使ったインストール後は、yum や up2date を用い、それぞれ必要に応じてプログラムをインストールしてください。そうする事で、通常の CentOS セットアップを行ったのと同様に CentOS を利用する事ができます。 一番良いのは "yum groupinstall" 機能を使うことです。yum に付いては以下の URL をご覧下さい。 一番良いのは "yum groupinstall" 機能を使うことです。yum に付いては以下の URL を御覧ください。 http://mirror.centos.org/centos/4/docs/html/yum/ *** ISO イメージファイルについて [#pac247c4] ISO イメージファイルにはアーキテクチャ(ARCH)の名前の後に番号が振ってあります。通常は 3、4 枚の CD から構成されています。たとえば、 CentOS-4.2-x86_64-bin1of4.iso ------------------^^^^^^^---- であったり、あるいは CentOS-3.6-x86_64-disc1.iso ------------------^^^^^---- といったものです。x86_64 というのはアーキテクチャ名です。アーキテクチャ名には i386 などもあります。 CD の中で "disk1" となっているものが起動可能(bootable)な CD で、このディスクを使ってインストールを行います。他のディスクには RPM パッケージ群が収録されています。 *** DVD 版について [#g9ec0363] CentOS 各バージョンに対応した DVD 版 ISO イメージファイルは提供されています。ですが、それらは ISO ディレクトリには置いてありません。DVD 版は BitTorrent 経由でダウンロードすることが出来ます。これには次のような理由があります。 CentOS 各バージョンに対応した DVD 版 ISO イメージファイルを提供しています。ですが、DVD版は ISO ディレクトリには置いてありません。DVD 版は BitTorrent 経由でダウンロードする事ができます。なぜなら、次のような理由があるためです。 1. CentOS や他のディストリビューションにおいて通常の apache (ウェブサーバ)は 2 GB 以上のファイルを取り扱うことが出来ません。そのため、外部の公開 CentOS ミラーサーバではミラーサーバとしての役割を果たせない可能性があるためです。 1. CentOS や外のディストリビューションにおいて通常の apache (ウェブサーバ)は 2 GB 以上のファイルを取り扱う事ができません。そのため、外部の公開 CentOS ミラーサーバではミラーサーバとしての役割を果たせない可能性があるためです。 2. 仮に CentOS ミラーサーバが DVD の配布を行うのであれば、ミラーサーバは現在よりも 1.5 倍以上の容量を必要とする事になるでしょう。 CentOS の新しいバージョンや他のアーキテクチャに対応した ISO ファイル群が提供され続ける限り、CentOS ミラーサーバの負担は次第に大きくなっていくでしょう。結果、外部の CentOS ミラーサーバが減ってしまうことは私たち CentOS 開発チームの望むところではありません。 CentOS の新しいバージョンや外のアーキテクチャに対応した ISO ファイル群が提供され続ける限り、CentOS ミラーサーバの負担は次第に大きくなっていくでしょう。結果、外部の CentOS ミラーサーバが減ってしまう事は私たち CentOS 開発チームの望むところではありません。 *** その他の重要なリンク [#o175411e] CentOS 4 ドキュメント(英語):&br; http://mirror.centos.org/centos/4/docs/ CentOS 3 ドキュメント(英語):&br; http://mirror.centos.org/centos/3/docs/ CentOS 外部公開ミラーサーバ:&br; http://www.centos.org/mirrors ---- :原文 - What are the different types of files available in the CentOS 4 isos directory?|http://www.centos.org/modules/smartfaq/faq.php?faqid=48