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世界の中の日本のアニメ

 このコラムを書かれている方は東京のキー局で番組編成に携わる方の意見なので、アニメが専門という事ではないそうです。

 ここで一つのグラフを提示します。
- Google Trends: anime, animation
 アニメ(anime,animation)は世界各国に広がっている事が、とりあえずこのグラフと地域(Regions) から読み取れるのではないかと思います。

 さて。これは日経ビジネスオンラインに掲載されたコラム『 日本のアニメーション産業は大丈夫か? 』に対して。

 一視聴者の立場から。

 最近のアニメ、産業はどうこうして、それで成り立っているのであれば、まぁ、良いのではないでしょうか。現場レベルで海外で追いつかれるというのを危惧してらっしゃるのかもしれませんが、それは資本社会の原理であって。"アニメ"といっても様々なジャンルがあるので、一括して総論を出そうとしてもまず、無理があるようなきがします。

 私は比較的、17年ほど前からキング・レコード社が「スターチャイルド」レーベルで始めた BLUE SEED にはじまるメディアミックス戦略、つまり、アニメと連動してコミックやCD、小説やグッズなどを多次元的に展開していく事が流行したわけで、ちょうどエヴァなんかは時流に乗ったわけです。その前にはセーラームーンの下地もありましたしね。

 だから、どうこうという訳ではありませんが、いわゆるヲタク層を対象にしたものに論議を限定していけば、海外への発注は昔からあったわけで、深夜番組乱発なんて、5年前には深刻なレベルだったようです。おなじ「スターチャイルド」でも"ロスト・ユニバース"の4話なんかは、あんなの何?とか、"アキハバラ電脳組"でも DVD 版では事細かに修正を入れたりして・・・そんな紆余曲折を経て、現在の DVD や関連グッズから儲けましょうというのが今時のスタイルになっていると思うんです。

 ここ10年間、ヒット作や注目作(名作とは限らない)、原作となっているのは、ほとんどが小説やコミック。であって、ネタの供給源については例え海外から流れ込もうと、日本の市場(日本のヲタク購買層)に受け入れられるかどうかが非常に重要なポイントではないのかなぁ、と。

 もし、海外展開については、ねらっているところは積極的にねらってます。たとえば、バンダイビジュアルはじめ GENEON、Production I.G. 等の有名どころは、最近の作品傾向として「海外展開"も”できる作品」に注力しつつあるように思えます。たとえば、萌えアニメ(といって良いのか)であるギャラクシー・エンジェルもシリーズは英語化されてアメリカで正規販売されていますし、そのほかにも MANGA ブランドで商品を展開中です。プロダクションの中にも先の Production I.G. はじめ GONZO あたりが多国籍展開を前提に作品を作っているんだろうという作品は見られます(攻殻機動隊シリーズや LAST EXILE)。

 世界に通用する作品を作ろう、というプロダクション(制作会社)は他にもスタジオ・ファンタジアあたり(STRATOS 4)にも見受けられますし(個人的にですが)。そういう世界に通じるシステムを"産業"という大げさなとらえかたでなく"業界"として考えると、個々の現場の悲惨な所もあるようですが、

 アニメというのは単純に日本文化な訳で、アメリカのディズニー的なアニメーションとは別次元として考えるべきじゃないかなとは思います。世界に通用する名作作りのシステムがあっても良いのでは良いのではないか?という意見提示であれば、既にプロダクションなり販売会社が動いているわけでして(スタジオ・ジブリはその先駆的役割を宿命として背負わされている感じもありますが)、コラム作者さんの言いたいところは、国や民族によって文化は違うんだから、"世界的産業"とすべく制作・販売・プロモーション戦略をパッケージ化して各国に売りに出そうという所を訴えたいのかなと感じられましたが、さてはて。

 そのあたり、コラム作者さんは如何お考えでしょう。

 コラムにはまだ続きがあるそうなので、このコラムに関する深い突っ込みとか言及とかは避けます。というのも、同じ議論を10年前のアニメージュとかの覆面座談会でエヴァンゲリオン後のアニメ界はどうなる?みたいな特集も組まれていましたし、なにを今更という気もしますが、ともあれ、コラムについてはここまで。

 しかし、今更『萌え』だなんてなぁ。。
 10年遅れてるよ・・・。
 しかも、三次元に『萌え』は適用されないんだよ。。。

 なんか、次のようなニュース記事を見ると、すごくやりきれない。
 orz。。。

- イケメン接待…女性専用"萌え系喫茶"関西初進出(スポーツニッポン)
- 磯山さやか”勝負服”に武幸四郎「萌え~ってかんじです(産経スポーツ)
- “元祖萌え系”田村英里子の苦難ハリウッド挑戦(ZAKZAK)

 みんな誤解してないかい?
 正しい日本語を使いましょう~。。。

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コメント (1)

羅誤:

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2006年10月19日 22:31に投稿されたエントリーのページです。

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