最近、ふと思うのだが、ニュースで度々耳にする言葉。
『団塊の世代』
これが一体何なのか、昭和53年生まれの私には、よくわからない。これまで私は、色々な本や報道を通じて彼(彼女)ら団塊の世代が何をしてきたのか知っていたつもりであったが、実のところ、何もしらない事に最近気がついた。
思うに、団塊の世代についての情報は、隠蔽されていると思う。ネットで個人の情報が発信されるようになって、これまで知っていた事が、全然、というよりも皆無だったという事に気がついた(ようやく)。
日本の歴史認識云々、色々騒がれているものの、現時点における日本の政治・経済・社会を考える上では『近代史(昭和20年以降)』について、理解を深める必要があるのではないか。その中で、昭和史・後期における"団塊の世代"の行ったことや思想背景、そして世界情勢など、改めて見つめる必要があるような気がしてならない。
そうしてみないと、今、日本で何が行っているか判断することは出来ないような気がする、というよりも、判断してはいけない。
最近、私がマスコミの報道に違和感を感じているのは原因があることに気がついた。ようやく気がついた、私は愚かだった、というのが正直な感想。彼らマスコミは昭和後期の出来事は「みんな知っている事」を前提に報道をしている。だが、私は知らない。知らないのは私だけかもしれないけれども。それがテレビを見たり新聞を読んだ時に感じる妙な違和感の原因だったのだろう。
私にとって、昭和後期(昭和20年以降)の出来事は、日本の近代黒歴史であり、このあたり、ちゃんと教えてこなかった大人達は責任があるのではないか、などと考えてみたりしている。だから、何かと事件が起これば「最近の若者は~」とかいうくだりを偶に耳にするのだが、私に言わせると「では、貴方たちが若い頃には何をしたのですか?」と。
団塊の世代が自ら総括をしないのであれば、こちらで勝手に総括してやろう、なんて思ってみたり。
とりあえず、現在の私の立場は、当時の状況に置かれていたら体制側でも反体制でもなく、デモってる奴らと警官達の両方に石コロを投げてただろうな、という事。とりあえず、ちょっと興味があるので、このあたりは専用 Wiki(ウィキ)などを使って日本の近代黒歴史(みんな忘れたがっているように思えるので、あえて"黒歴史"と表現させていただきます)の正体に迫ってみようと思う。