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絶滅危惧種『人類』--20年後、北極に氷は無い。

- asahi.com:ホッキョクグマ、米が絶滅危惧種に提案 温暖化政策変化 - 「北極異変」
- 北極の氷、2040年に消滅? 溶ける速度が4倍に(朝日新聞) - goo ニュース

 アメリカ政府はホッキョクグマを絶滅危惧種として認定することになったみたいです。北極海の氷が過去10年間で約10%づつ毎年減少傾向にあるそうです。米国立大気研究センター(NCAR)の調査によると、2040年の夏には北極の氷がほぼ消滅してしまうとか。

 この原因は地球温暖化。地球温暖化の原因は二酸化炭素の増加によるもので、海水面の上昇など様々な影響が考えられています。日本でも海岸線から砂浜が消えたり、とある国では半分以上が水没してしまったり・・・。

 北極の氷が溶けて無くなる、ということは、同時に南極の氷も溶けてしまうでしょう。実際、北欧の氷河地帯などというものも消滅しており、身近な所では、私の住む富山県でも、年々雪が降らなくなっています。このあたりは、専門家の意見が参考になります。良い時代になりましたね、ネットで検索してパッと結果を一般人が知ることができる。50年前じゃ、考えられなかったかも。

- 気象庁 異常気象レポート2005

 ところで、天気予報の「平年に比べて」の「平年」って何か皆さんご存じですか? 過去10年間の平均気温なんです。 つまり、毎年温暖化しているのに「平年より暖かい」というのは「過去に比べて暑くなっている」という事なんです、お気づきでしたか?

 つまり、人類は釜ゆでのカエルと一緒な訳でして、どんどん煮詰まっているのに、温度がゆっくり・ゆっくりだから気がつかない、気がついたら死んでいる、つまり、おまえはもう死んでいる=絶滅危惧種「人類」そういう訳です。

 なんか、オチをつけようと思ったのですが、ちょっと頭が回らないので、今日はこのぐらいに。

 人類というものは、文明の隆盛どころか、生存の危機にたたされている今、火力発電所から発生されるエネルギーは二酸化炭素を排出はしますが、一方で、ネットワークという新しい力を私たち人類に与えてもくれました。私は西洋で言うところの神(God)などは信じませんが、もしそういう次元を超えた存在があるのならば「科学によって人類は進化を始めたが、それは終わりの始まりである。人類は存亡の危機に瀕し、科学によって自然という超存在に刮目して対峙せよ、猶予は与えてやる。」と言っているように思えてなりません。

(あ、付け加えておきますが、私はどっかの団体に所属してたり、電波な人間じゃぁないですよ。一般人です。)

 科学は私たちの生活を豊かにした。しかし、豊かな生活というのは、科学によって産み出された『力』によって支えられたものである。その試練は果てしなく長い、と昔の人は考えていたのかもしれないが、今の人類には、もう猶予はない。今もう二酸化炭素を止めたって、北極の消滅は避けられない。南極の氷も溶けるだろう。

 科学の力とは、つまるところ現時点では『軍事力』である。この定義は無謀すぎるか?

 科学の力により、投石機(カタパルト)のローマは他国を圧倒し、鉄砲の発明は伝播した日本により改良・量産され、時のオスマントルコがヨーロッパを制覇していたかもしれない。現代においては核兵器などという人類最終兵器まで産み出し、それが力の均衡、すなわち力による平和を維持している、ように見える。

 動物園の猿を観てると、それぞれの群れにボスがいて、時に争い、というよりも、ほぼ常に敵対勢力を持ち、争っている。もし、仮にだが、人間よりはるか高次な文明があるとしたら、なんだ、人間って猿と変わらないんだな、この程度かフッ。などと思うのではなかろうか。

 今ならまだ時間はある。科学の力を使えば、人類を滅亡の危機から救う手だてはいくらでもあろう。たとえば、出てしまった二酸化炭素はどうにもならないので、大気圏中の二酸化炭素を海底深く沈める(圧力で液状化して沈むらしい)という技術もできるであろうし、最終手段、人類が生き延びるためには地球を棄て、宇宙に生活の場所を移すという方法もあるだろう。なに、人類は60億人もいる。ネットワークで世界中が繋がれば、英知の結晶が奇跡を産み出すこともあるだろう。

 だが、現実の世界は軍事力こそが科学であり、平和たる陰の象徴なのである。だれも否定できないであろう。今、この時点でさえ、日本人にとっては命は地球より重たいかもしれないが、命の値段が安い国は世界中を探せば、見つからなくもない。あっても、日本人は知らないふりをしているだけだ。

 長々と書いたが私の主張は1つ。いい加減、人類って場地球って小さな惑星上の生き物なんだから、そろそろ1つになって、難局を乗り越えませんか?という事。そのためには、「力」すなわち「軍事力」をどう扱うかが焦点になるであろうことは必至だと思う。極論として、「あなたは、人類統合の為の戦争であれば賛成しますか? 反対なら人類は滅亡しますよ、このディスプレイを見ているあなたも」と、ちょっと書いてみたかったりする。

 さて、そんな貴方は人類滅亡のまっただ中、如何お考えで?

p.s.

 次回テーマは「力とハサミの使い方、世界の平和とは?」を取り上げてみたいなと思っています。では。

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2007年01月05日 20:39に投稿されたエントリーのページです。

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