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FML 4.0.3 stableをRHELにインストールするときのメモ

RHEL に FML 4.0.3 をインストールするときのメモ。

初期状態の RHLE 付属の sendmail は、セキュリティ機能が強化されており、そのままでは FML を使うことはできなかった。/etc/smrsh にファイルを置くことで ( たのしいりなっくす http://www.yomaigoto.jp/linux/centos-3.html を参照 )、解決できるようであったが、どうも正常にメールが配送できない。

このページを見る前に smrsh は使わない(そこまでセキュリティを求めていない)ので、sendmail.cf を再構築しますた。作業手順は次の通りです。

# cd /etc/mail 
# cp -p sendmail.cf sendmail.cf.2007-1030 (バックアップを取っている)
# vi sendmail.mc

 sendmail.mc は FEATURE(`smrsh', `/usr/sbin/smrsh')dnl の 77 行目の行頭に dnl を付けてコメントアウト。

# diff -u sendmail.mc sendmail.mc.2007-1030
--- sendmail.mc 2007-10-31 01:21:51.000000000 +0900
+++ sendmail.mc.2007-1030 2007-10-31 01:08:45.000000000 +0900
@@ -74,7 +74,7 @@
define(`confTO_IDENT', `0')dnl
dnl FEATURE(delay_checks)dnl
FEATURE(`no_default_msa', `dnl')dnl
-FEATURE(`smrsh', `/usr/sbin/smrsh')dnl
+dnl FEATURE(`smrsh', `/usr/sbin/smrsh')dnl
FEATURE(`mailertable', `hash -o /etc/mail/mailertable.db')dnl
FEATURE(`virtusertable', `hash -o /etc/mail/virtusertable.db')dnl
FEATURE(redirect)dnl

 あとは、そのディレクトリで sendmail.cf のバックアップをとったあと make して sendmail.cf 生成。

# cp -p sendmail.cf sendmail.cf.2007-1030
# make

 これで sendmail.cf のできあがり。(処理の中身は /etc/mail/Makefile 参照。m4 マクロを実行してくれている)

# /sbin/service sendmail restart

 このように sendmail 再起動後は設定が有効になるので大丈夫。


 あとは実際にメールを送信してみて配送できるかどうかのチェック。
 以前は "unknown mailer error 255"だったが

sendmail[12428]: l9UFmDCY012428: to="|/usr/local/fml/fml.pl /var/spool/ml/testzem ", ctladdr=:include:/var/spool/ml/testzem/include (1027/100), delay=00:00:00, xdelay=00:00:00, mailer=prog, pri=35367, dsn=5.3.0, stat=unknown mailer error 255
sendmail[12428]: l9UFmDCY012428: l9UFmDCZ012428: DSN: unknown mailer error 255

 設定変更後は

sendmail[21527]: l9UGBbCt021527: to="|/usr/local/fml/fml.pl /var/spool/ml/testzem ", ctladdr=:include:/var/spool/ml/testzem/include (1027/100), delay=00:00:01, xdelay=00:00:01, mailer=prog, pri=35271, dsn=2.0.0, stat=Sent

 このように stat=Sent となる。

 しかし、この段階でもまだ問題が発生。なぜかメールが送られない。
 FML の配送記録 /var/spool/ml/ML名/log を参照すると、

07/10/31 00:38:53 connected to localhost:25 by IPv6 (zem@pocketstudio.jp)

 このような記録が。おや、IPv6 ??
 そこで、

# vi /usr/local/fml/default_config.ph

#####################################################################
# ### Section: SMTP and Delivery ###
#
# fml sends mail via SMTP to mail server $HOST:$PORT/tcp.
# The default host is one fml runs on itself.
# $HOST is an arbitrary host (if you can access it) which runs MTA
# (e.g. sendmail). If the Mailing List Server machine is week,
# you can use the sendmail of another powerful host(host).
# always try IPv6 connection by default
# value: 1/0
$USE_INET6 = 1;

 このように 970 行目をみてみると、なぜか USE_INET6 がデフォルトに。
 使わないので

$USE_INET6 = 0;

 このようにファイルを書き換えるだけで OK。
 あとはメールが正常に配送される事を確認。問題なし。


   , - ,----、 
  (U(    ) 
  | |∨T∨
  (__)_) おつかれさまでした


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