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先日 ITpro テクノロジー・カンファレンスという、いわゆるクラウド的なイベントに行ってきましたが・・・色々書こうと思ったけれど、考えがうまくまとまらないでいます。。なんというか、業界の日米間の温度差といいますか、なんとも言えない違和感を感じてきています。
たとえが変だとは思うのですが、日本が65年前にアメリカと戦争を始めるとき、海戦で言えば、大砲巨艦主義は既に過去のもので、時代は航空機主体にかわりつつありました。実際、日本がアメリカとの開戦に踏み切った真珠湾攻撃では航空機が打撃の中心となっていたのです。なのに、色々伝わるところでは、闇雲で精神論的に艦隊決戦幻想といいますか、巨艦主義がまかりとおっていたと。だから、大和・武蔵・信濃の建造にやっきになっちゃったんですね。
一方のアメリカといえば、真珠湾という実戦を目の当たりにし、航空機の大量生産、空母を多数建造する流れに移り変わり、結果はミッドウェイ開戦などであらわれてくるわけで・・・。
なんというか、このあたり、日本の大砲巨艦主義というのが、今の時代のサーバ一台一台の能力を闇雲に信奉しているような状況とダブッて見えて・・・クラウド的な自由に投入できるリソースというのが、あの時代の航空機のような存在におもえてならないんです。
相手の事が見えてないから、それこそ「雲をつかむようだ」とか、それらを形容できるのではないかと思い始めました。そこにあるのは、決して夢や幻ではなく、巨大なコンピュータリソース群という実体だということは、ちょっと真剣に考えたほうがいいかなぁ、と強く認識させられました。
話題になっているのは、SaaS やら IaaS やら仮想化だのバズワードだの、なんだかイメージが先行する見えない敵に対しであり・・・論ずるべきは別の何かではと。もしかして、見えない敵と戦おうとしてるんじゃないの?とも。
これじゃ、まずいよね。なんか、自分の仕事が無くなりそうな気がして。
なんとなく。そう、思いました。