参考訳:Atlas の新しいインターフェース設計、ユーザ経験、料金について

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オリジナル:

New Interface Design, User Experience, and Pricing for Atlas – HashiCorp
https://www.hashicorp.com/blog/new-interface-design-user-experience-pricing-atlas.html

■ Atlas の新しいインターフェース設計、ユーザ経験、料金について

Atlas という HashiCorp のアプリケーション・デリバリ・プラットフォームが変わります。その変更に関する発表ができることを嬉しく思います。

Atlas が初めてリリースされたのは 2014 年です。Atlas は開発からプロダクション(本番環境)に至るアプリケーションのデリバリに関する問題を解決することに注力してきました。サービスを開始してからも Atlas の機能群は成長を続けています。それは HashiCorp によるエコシステム全体です。アプリケーションをエンタープライズにデリバリする原動力となるべく、セルフ・サービスのワークフロー、監査、柔軟性をもたらします。

素晴らしい皆様からのフィードバックと私たち自身が Atlas を内部で使うことにより、いくつかの改良点が分かりました。改良点とは私たちのお客さまだけでなく、これまで改善できなかった技術産業にとって有用なものです。

今回の投稿は Atlas の変更点に関する概要と、現在のお客さまと未来のお客さまにどのような影響が与えるかを説明するものです。

■ 何が変わるのか

今日から Atlas のユーザ・インターフェースを完全に刷新します。このインターフェースの刷新は、Atlas に対する新しい使い勝手をもたらすでしょう。明確なナビゲーションや組織に対する要素、より重視しているのがメインのコンテンツ領域、Atlas 上を横断するデザイン要素です。HashiCorp のオープンソースのツール向けのウェブサイトになれているユーザであれば、Atlas でも同じような感覚をすぐに掴めるでしょう。新しいユーザであれば、Atlas が提供する機能を難なく受け入れられるでしょう。

提供に至るまで、 HashiCorp はAtlas 全体の機能セットに関するユーザ経験を設計しました。ここには Vagrant box や Packer build、Terraform プロビジョニング、Consul モニタリング等が含まれています。これは皆さんのアプリケーション・デリバリのワークフローを著しく改善するためのものですが、複雑なのは単に Atlas の操作まわりだけです。新しいユーザ・インタフェースであれば、Atlas というツール固有の機能と、皆さんが使うツールとは使い方が違うことが分かると思われます。そのような Atlas の全ての機能を、今日からすぐに使い始めることができるのです。

Atlas 固有の機能として注目が必要なのは、Atlas の料金プランも同様に変わるという点です。サービス提供依頼、Atlas はアプリケーション・デリバリの完全なる解決策として、その料金設定が行われてきました。Atlas はこれを発展させ、機能ごとの料金設定を行います。お客さまが Atlas で Consul 統合サービスしか使わないのなら、必要なのは Consul 料金だけです。あるいは Atlas の全ての機能を使いたいのであれば、そのような使い方も出来るのです。

Atlas を利用中であれば、皆さんに料金変更の概要と、毎月の請求に与える影響に関するメールが届いているでしょう。現時点で Atlas を評価中だという場合は、 sales@hashicorp.com に料金をお尋ねください。

■ 何が変わらないのか

これまで何が変わるのかについて言及しました。しかし、これまでの HashiCorp の皆さんに対し、何が変わらないのかを強調したいのです。

2016 年 3 月 8 日から6ヶ月の間、皆さん全てが元々の契約を継続できます。私たちがこのようにしたのは、これまでの合意の尊重と、既に利用されている皆さんの負担を軽減したいからです。新しいプランによって利用量が減額されるお客さまは、次の課金サイクルから適用されます。逆に増えてしまうお客さまは現状のプランが維持されます。

そして、全ての機能は今日現在と同じように利用可能です(あるいは、もっと改良されるかもしれません!)。Atlas のツール固有の機能について、たとえば Terraform でインフラ管理の統合であったり、 Consul アラートと監視や、デプロイ・イベントの通知システムなど、全ての機能を継続して利用可能です。そして、私たちのオープン・ソースのツール、たとえば Packer と Terraform 間でのアーティファクトのサポートもこれまで通りです。

■ まとめ

要するに、 Atlas の機能とオープンソースのツールは、私たちのお客さまが信頼性や秘匿性を維持しながら皆さんのビジネスにクリティカルなアプリケーション・デリバリをデプロイあるいは管理するために、いくらかの見た目とユーザ・インタフェースの改善を施しました。これらをプロダクトの利用経験という形でシンプルにし、柔軟性を持つ料金プランとしました。これらの変更は HashiCorp と Atlas のポジションに対して、近いうちに更にエキサイティングな拡張をもたらすでしょう。このあともお楽しみに!

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料金に関する補足情報

Atlas旧プラン:管理ノード10台まで無償、以降は$40/月

Atlas新プラン: ・Terraform・Consul ノードごとに$20/月 ・Packer機能は最小のTerraformアカウント$20/月 ・Vagrant機能は無料のまま、ただしプライベートは$5/月

Vagrant機能しか使っていなければ影響ないけど、注意が必要なのはその他かな。今のユーザは半年間、現状価格が維持されるので、すぐに料金が増えるということはない。ただし注意が必要なのは、半年後10ノードのフリーティア(無料枠)がなくなるという所。