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『格差社会』という言葉はマスコミによって増殖された妄言(目指せ!日本の赤化)ではないのか?という疑問。

 『格差社会』という言葉はマスコミによって増殖された妄言ではないのか、というのが、ちょっと気になる今日この頃。『格差社会』の定義は非常にあいまいで、とかく、"日本国内"という状況においての格差社会とは何を意味するのか、ちょっと吟味する必要がありそうな気がします。

 こう思ったのも、なにげに google トレンドで『格差社会』という言葉が出てきたのは何時かを調べると、去年の 5 月~6 月にかけて突如現れた言葉だという事が分かります。現実世界ではどうか知りませんが、ネット上で広まったのはこの頃。つまり、ネット上での去年今頃は『格差社会』なる言葉は登場していなかった事になります。

 この頃に起こった事件といえば 2006 年 4 月 13 日、東京証券取引所(マザーズ)からライブドアおよびライブドア・マーケティングが上場廃止になった事。これと前後して株で儲けた損した金返せーというのがネットでもちらほらみかけたような気がします。

 その頃は丁度、国会が開かれている時で、どうも野党が小泉政権(当時)を攻撃する材料として『格差社会』という言葉を用いた、それがマスコミによって増殖され、ネットでは定義もされない漠然とした意味の『格差社会』という言葉が一人歩きした、ように思えます。

Google Trende :トレンド 格差社会

 これを裏付ける資料になるかどうか分かりませんが、Amazon.co.jp で『格差社会』とキーワードに検索をかけると、殆どが最近の著書という事が分かると思います。以前は『資産格差』や『所得格差』という言葉が用いられたようです。

 一応、Wikipedia(ウィキペディア)日本語版を調べると、『格差社会』が登場したのは 2006 年の 7 月 28 日になってからです。しかも、『格差社会』については定義づけが確定されておらず、現在もノートで審議が続いています。つまり、誰も『格差社会』とは何か分かっていないのではないでしょうか。

 『格差社会』の意味するところは何なのか、正直、私は分からないです。単にマスコミや野党が政争の道具として『格差社会』という言葉を用いているのかもしれません。(一方『ホワイトカラーエグゼンプション』については政府が説明下手なので誤解を受けて、世論の反発を招いている趣は見受けられます。これについては時間をおいて改めて書きたいと思います。)

 仮に『格差社会』があるとして、『格差社会』は良いことなのでしょうか、悪いことなのでしょうか。マスコミやネットの世論は『格差社会=悪』という風潮が見受けられます。『格差社会』という事ばの『格差』のイメージからニートやフリーター、社会保険、少子高齢化社会、医療費・・・などを連想してしまうからではないでしょうか。

 では逆にマスコミや野党は『格差社会=悪』と唱えますが、その対案は示せていないように思えます。何が原因で何が問題なのか、どうやって解決するのか、全く分からないのです。単に「格差社会は悪い」「格差社会=は反対」というイメージを私たちに植え付けているのではないでしょうか。その目指す先には、社会主義(経済の統制された社会)があるような気がしてならないのです。某新聞のコラム風に書くと、それこそ焦臭いと思うのです。

 とりあえず、現時点では判断しようがないので、今集められる判断材料を提示します。みなさん、ちょっと考えてみませんか?

 国会(衆議院)で初めて『格差社会』が登場したのは 2006年3月1日(平成18年) です。

- 第164回国会 予算委員会第二分科会 第2号(平成18年3月1日(水曜日))

 政府参考人('総務省大臣官房総括審議官)荒木 慶司 氏の発言『私は、これはある意味では、どこかで格差社会というのと深く結びついている感じがするんですね。残念ながら、小泉改革五年間で所得の格差というのは広がっていった、あるいは、雇用の形態の格差というものも、常勤の方から、そうではない、アルバイトとかフリーターとかそういう形のものがふえてきたことによって、そういうものと対極にある公務員制度というものに対して不満というものが、そこが根底にあるような気がしてならないんですね。それはまた、時間があったら大臣と少し議論をしたいと思います。』

 Google のニュースで『格差社会』を検索して、一番古そうなリソース(情報源)から。

- 日本共産党第二十三回大会決議案2003/09/19 この頃は格差社会という言葉はなく、貧富の格差という言葉はあった。

- 社民党 都道府県連合幹事長会議 党首あいさつ 2005/04/09 たぶん、ここが出所?『戦争反対、労働法制、非正規雇用、格差社会の是正で頑張る、これは全政党の中で社民党にしかできないと自負している。元気な社民党を大きくし日本の政治を変え、憲法を変えさせないため全力を挙げていこう。』

- 民主党:小泉政権に終止符を打つため 党と連合が政策協定結ぶ 2005/08/12

- 日本経団連タイムス 連合首脳と懇談/春季労使交渉めぐる諸課題で意見交換 2006/01/19

- 売れる芸人と売れない芸人では年収10倍以上の格差社会 吉本興業35歳以下の平均は芸歴7年、稼ぎは年280万円ほど (日本の人事部) 2006/04/03

 そのほか

- 図録▽家系調査による所得格差の推移
- ジニ係数による所得水準の評価

 グラフを見ると、おや、格差は下がってますが、日本は貧しくなってますね・・・とも読めそうですが、さてはて。

 どうも『格差社会』という言葉に踊らされているように思えない、今日この頃です。もうすぐ選挙ですが、論点のぼやけたもの、まるで UFO とは宇宙人とは何かを国会で論議しているようで、もうちょっと国会議員や政党関係者の方には、具体的に、突っ込んで、対応策等を提示して、論戦されては如何かと思います。

おまけ、息抜きにどうぞ。
- 日本初!国会UFO論議!!!!! ☆世界のフシギ&謎解き大辞典☆ウェブリブログ

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2007年01月17日 22:50に投稿されたエントリーのページです。

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