【参考訳】 Swarm 1.0 発表:スケールするクラスタリングがプロダクション対応

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本投稿は、「Announcing Swarm 1.0: Production-ready clustering at any scale」の参考日本語訳です。

■ Swarm 1.0 発表:スケールするクラスタリングがプロダクション対応

今日は Swarm における大きなマイルストーンです。ベータが外れ、プロダクション(訳者注:本番環境)でアプリケーションの実行に対応したバージョン 1.0 のリリースについて説明します。

Swarm はクラスタ上で Docker アプリケーションをスケールする(訳者注:スケールとは、コンテナの数を規模に応じて増やしたり減らしたりする作業)のに最も簡単な方法です。コンテナをどこに置くべきかや、どのように通信するかを心配する必要はありません。Swarm が全てを処理します。

この数ヶ月間、私達は休むことなく Swarm の強化・調整に費やしてきました。Swarm はマルチホスト・ネットワーキング機能と Docker Engine 1.9 の新しいボリューム管理機能を連結した(リンク先は参考訳)ので、アプリケーションをプロダクション環境でスケールして使うための準備が整いました。私達のテストでは、EC2 の 1,000 ノード上で 30,000 コンテナを実行し、コンテナのスケジューリング(訳者注:どこのホスト上にコンテナを実行するか決定すること)を0.5秒以内で行い続けました。一汗すらかいていません! 詳細については、このブログ投稿を読み続けてください。

Swarm が 1.0 に到達する前でも、既にあらゆる場所で利用されていました。例えば、オライリーの自動構築ツールから、Eurecom 分散システムグループの科学研究に至るまでです。

Rackspace は Carina という新しいコンテナ・サービスを Swarm 上で構築しました。Carina のプロダクト・マネージャである Simon Jakesch 氏は「私達は Carina で Swarm の力を使っています。なぜなら、使うのが簡単で Docker ネイティブな API を持っているからです。私達のお客さまは、開発環境で使う API と同じツールを使いながら、プロダクションにおけるアプリケーションへとスケールアップできるのです。」と述べました。

■ 変更点

このリリースに関する全てを扱うのは大変ですが、皆さんが気に入りそうな機能をいくつか紹介しましょう:

他にも多くのものがあります。詳細については、リリース・ノートをご確認ください。

■ はじめましょう

Swarm を使い始める一番良い方法は何でしょうか。まず、Swarm を入手して、マルチホスト・ネットワーキング機能を準備したいと思っているでしょう。それから Compose を使って Swarm 上にマルチ・コンテナのアプリケーションを構築・デプロイをしたいのでは。そのまま、Compose を開発環境から CI テストに使うだけでなく、アプリケーションのスケールアップにも使いたいと思っているでしょう。こちらの導入ガイドをお読みください。

アプリケーションの配布だけでなく、とりわけ Jenkins のようなものや、データ処理、バッチジョブだけでなく、あらゆる種類の処理にも望ましいと言えます。数週間以内に新しいガイドを提供しますので、目を離さないでください。

11月11日に開催のオンライン・ミートアップにご参加ください。Alexandre Baslic が Swarm バージョン 1.0 について扱います。これはあなたが Swarm に対して持っている疑問に対する解決を学ぶ、良い機会になるでしょう。

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■ あわせてこちらもどうぞ

【参考訳】 Docker 1.9 発表:Swarm とマルチホスト・ネットワーキングのプロダクション対応
【参考訳】 プロダクションに対応するマルチホスト Docker ネットワーク機能

■ 原文

Announcing Swarm 1.0: Production-ready clustering at any scale | Docker Blog
https://blog.docker.com/2015/11/swarm-1-0/