Zabbix 2.0.5(EPEL版)をCentOS6にセットアップしてハマった話

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■CentOS6(x86_64)にEPEL版Zabbix 2.0.5を入れる

EPEL版リポジトリの Zabbix 2.0 に関する情報が無いようなので、簡単にまとめました。

Zabbix オフィシャルのパッケージセットアップ手順は、以下 URL に纏められています。

3 Installation from packages [Zabbix]
https://www.zabbix.com/documentation/2.0/manual/installation/install_from_packages

ですが、パッケージ構成がオフィシャルと EPEL では異なります。そのため、ページに沿って作業をしようとすると、途中で詰まります。というか、私が詰まって涙目だったので、次からハマらないようにまとめました。

ハマった点

・どのパッケージを入れれば良いのか分からなかった
・画像の日本語文字化けに対して、修正方法が分からなかった

いずれも、手順を追って作業を行えば、問題無く解決できました。

■前提環境

・OS CentOS 6.3 (x86_64)
・Zabbix 2.0.5-2 (EPEL版)
・データベースはMySQLを用いる

■セットアップ手順

1. EPEL リポジトリの有効化

# rpm -ivh http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/6/x86_64/epel-release-6-8.noarch.rpm

2. Zabbix 関連パッケージのセットアップ

# yum install zabbix20-server zabbix20-server-mysql zabbix20-web-mysql

これで依存関係が必要なものは、セットアップされます。

※EPEL パッケージの Zabbix 2.0 は、JMX 監視モジュールが同梱されていません。パッケージの README によると、EPEL パッケージ管理方式と合致しないため、とあります。どうしても使う必要があれば、オフィシャルのバイナリパッケージを使ったほうが確実ですね。

3. MySQL 初期設定

前提として、MySQL は起動済みとします。

# mysql -u root
mysql> create database zabbix character set utf8;
mysql> grant all privileges on zabbix.* to zabbix@localhost identified by 'zabbix';
mysql> exit

ここでは zabbix アカウントのパスワードを zabbix としましたが、環境に応じて書き換えます。

次に、MySQL のデータベースに Zabbix のスキーマを流し込みます。

# cd /usr/share/zabbix-mysql
# mysql -u root zabbix  < schema.sql
# mysql -u root zabbix  < images.sql
# mysql -u root zabbix  < data.sql

4. zabbix-server 初期設定

設定ファイルは /etc/zabbix_server.conf です。

# vi /etc/zabbix_server.conf

ファイルを開いたら、DBHostとDBPassword(MySQLのzabbixパスワードです)を指定します。

DBHost=localhost
DBPassword=zabbix

zabbix-server の自動起動設定と、起動を行います。

# /sbin/chkconfig zabbix-server on
# service zabbix-server start
Starting Zabbix server:                                    [  OK  ]

5. Zabbix 向けに Apache の追加設定を行います。

# vi /etc/httpd/conf.d/zabbix.conf

まずファイルを開きます。以下の項目を追記します。

php_value max_execution_time 300
php_value memory_limit 128M
php_value post_max_size 16M
php_value upload_max_filesize 2M
php_value max_input_time 300
php_value date.timezone Asia/Tokyo

Apache を再起動し、設定を有効にします。

# service httpd restart
httpd を停止中:                                            [  OK  ]
httpd を起動中:                                            [  OK  ]

6. ブラウザで Web インターフェースのセットアップを継続します。

http://<ホスト名 or IPアドレス>/zabbix にアクセスします。
基本的に「Next >>」を押して次に進みます。

※Zabbix の接続先データベース指定時は、先ほどMySQLに設定した ID: zabbix と、そのパスワードを指定し「 Test Connection 」をクリックします。ここで接続テストに成功すると「 OK 」が表示され、セットアップが継続できます。正常性が確認出来ない場合は、MySQL の稼働状況や、アカウント設定状況を確認します。

いくつかの設定や確認を終えると、最終的に Zabbix のログイン画面が出ます。ここでは、デフォルトのユーザ・パスワードでログインします。

Username: Admin
Password: zabbix

※ログイン後は、セキュリティを鑑み、パスワードを変更すべきです。

7. 日本語環境でグラフの文字化けを回避したい場合(オプション)

Web インターフェースで日本語を使う場合、標準のままでは日本語フォントに対応していないため、文字化けが発生します。回避するためには、UI 設定ファイル defines.inc.php のフォント指定箇所(3箇所)を変更する必要があります。

まず、ファイルを開きます。

vi /usr/share/zabbix/include/defines.inc.php

次の3行を探して、’DejaVuSans’ のフォント指定箇所を書き換えます。

define('ZBX_FONT_NAME', 'VL-PGothic-Regular');
define('ZBX_FONTPATH', '/usr/share/fonts/vlgothic');
define('ZBX_GRAPH_FONT_NAME', 'VL-PGothic-Regular');

※VL Pゴシックの他、セットアップされている日本語フォントがあれば、そちらも使えます。

あとは、表示しているブラウザを再読込するだけで、文字化けが解消されます。もし、解消されない場合は、フォントがセットアップされているかどうか(/usr/share/fonts/ 以下に格納されているかどうか)、フォント名の指定が適切かどうか確認してください。

8. zabbix-agent のセットアップ(オプション)

監視用に zabbix-agent を、同じく EPEL リポジトリ経由でセットアップできます。

# yum install zabbix20-agent

パッケージのインストールは、これだけで完了です。

設定ファイルのパスは /etc/zabbix_agent.conf です。

ListenIP=0.0.0.0

この指定が無いと、エージェントはポートを Listen 出来ないので注意が必要です。

最後に、サーバ起動時の自動起動設定と、エージェントの起動を行います。

# /sbin/chkconfig zabbix-agent on
# service zabbix-agent start
Starting Zabbix agent:                                     [  OK  ]

これで、セットアップ完了です。