qpstudy 2014.04でLTしてきた話

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4/19(土)に、銀座のドワンゴさんで開催された qpstudy 2014.04 の”懇親会” へ参加&ライトニングトークで発表させていただきました

blog に書くまでが勉強会です。←重要

本エントリは、発表内容に関する補足です。スタッフの皆さんへの御礼(もうかなり運営が手慣れてますよね、素晴らしい!!)および、当日参加された皆さん&発表された皆様、おつかれさまでした!! そして、LTの機会をいただきました、本当にありがとうございましたm(__)m

始めに謝っておきますが、当日は LT の順序が後ろのせい(いや、人のせいにしてはイカン・・)もあり、呂律が怪しく、大変失礼いたしました・・・m(__)m これもビアバッシュの醍醐味ですよね!ね!(・・ということにさせてください、あぁ恥ずかしい(*´Д`))

発表内容は、”Serf” に関してと、当日発表直後だった “Consul” に関してでした。

■ Serf to Excel – 実運用に活かす話

前半は、Serf の身近な使いどころとして「 Excel に変換する 」方法のご紹介でした。よく会った方から「 Serf は面白いと思うんだけど、使いどころがイメージできないんだよね、イマイチ 」のように言われる事が多々ありました。自分としては、Serf は、オーケストレーションツール、というよりも、日々の面倒な手作業に関連する運用業務を、よしなに処理してくれる仕組み、と感じており、何か良い例がないだろうかと考えたあげく

E X C E L と  S e r f  を 連 携

させると面白いんじゃないかと思いついたのが、発表の動機です。『ネ申Excel問題』という素晴らしいスライドが公開されておりますが、本文における”手動的な自動処理”を代替する何かとしても、Serf は役に立つのではと思い、発表しました。

具体的な例として、定期的にホスト一覧を提出するシーンを考えました。Excelで、定期的に。一昔前の運用であれば、サーバが増えたり減ったりということは、さほど頻繁ではなかったはずです。しかし、クラウドコンピューティングを利用したサービスや、仮想化環境の普及により、ホスト情報が日毎・週毎で動的に関わる場面が増えてきました。

理想としては、あれこれ考えるところはあるものの、現実として Excel を使ってホスト情報を管理せざるをえない。そんな状況に Serf が役立つのではないかと思いました。

Perl のスクリプトを GIST に公開しています。対象となるホストに Serf が登録されているという前提ですが、’serf members’の結果を整形し、Perl の Spreadsheet::WriteExcel に渡しているだけだったりします。単純に(本当は serf の members の結果は JSON 出力が出来るので、そちらを使えるとスマートだったりしますが、今回の目的ではないので割愛)。

Excel 出力にあたっては @end0tknr さん投稿が、非常に参考になりました。この場を借りて、御礼申しあげます。

Spreadsheet::WriteExcelでperlからexcelファイルに出力 – end0tknrのkipple – web写経開発
http://d.hatena.ne.jp/end0tknr/20090112/1231755461

さて、スライドでも、ここまでは障りで、細かい所は Serf のイベントハンドラに関して、情報共有できれば・・・などと考えていたのですが、発表前日、Consul が発表されました。当日は今でも印象深く覚えています。正直、ノーチェックだったのですが、朝、地震で叩き起こされて「ゆる揺れ♪」などと tweet としつつ、のんびり twitter の画面を眺めていたら、consul のリリースが目に留まった訳ですよ。まさに「!?」というか、「笹喰ってる場合じゃねぇ」の強烈なイメージが、脳裏に張り付きました。なんかきたぞ!と。

■ Consul とは

Consul そのものについては、スライドの p.30 以降や、先日のエントリ群をご覧下さい。一言でいうと、これまでに無かった運用監視系のツールかなと思っています。基盤となっているのは Serf ではありますが、役割としては、まったく別モノのような。

Consulを使ってみた
http://pocketstudio.jp/log3/2014/04/18/what_is_consul/

Consul関連文書の参考訳、Serfとの違い等
http://pocketstudio.jp/log3/2014/04/19/translation_consul_related_documents/
Consul関連ドキュメント(参考訳)Part2
http://pocketstudio.jp/log3/2014/04/23/consul_docs_part2/

個人的には、Consul は DevOps の流れでは ‘Ops’ 側の領域をカバーするようなツールかな、と思いつつ、DevOps 関係なく、Consul は面白い位置(役割)を提示していると思います(それだけでも画期的ではないでしょうか)。

もし、興味をお持ちであれば、実際に、手を動かして、「感じ」て頂ければなと、切に願います。これまでの類似ツールと違って、動かすだけであれば、本当にシンプルです。Serf も、Consul も。どちらも、新しい風、とか書くと大げさですが、現状の運用基盤だったりシステムに関する先入観を捨てると、また違った視点を得られるんじゃないかなと思います。

■ というわけで

参加されたみなさんスタッフのみなさん、おつかれさまでした。ようこそ!新人の皆さん。本当は、ゆっくり色々な方とお話できれば・・・と思っていたのですが、一旦 LT が始まってしまうと、自分は LT のほうに集中してしまったりで、もっと色々な方とお話ができればよかったな、と今更ながら反省しています。この業界、たぶん、意外と、狭い所もありますので、もし、おみかけしたらお声がけさせていただくかもしれませんし、逆に私をおみかけしたら、お気軽に声をかけていただければと思います。

こんな感じで、色々な気付きを与えていただいた qpstudy 参加者の皆さん、スタッフ&登壇者の皆さん、ありがとうございました!!