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44.google 】 2008年02月27日 23:16

とりあえず、「クックブック」の検索結果を見てほしい。

O'REILLYを「オライリー」と読める方は垂涎ものであろう。
一冊数千円する本の中身の大部分が読めるのである。
しかも無料で

SSL (openssl)の設定事例 など、これはwwwwというレベルである。

公開されている(ネットで検索可能な)本は Apache クックブック や「DNS&BIND 第4版」といったメジャー(?)どころだけでなく、UNIX パワーツール ですら、公開されているのだ。

定価 12,600 円がである。。<持ってる俺涙目m9 プギャーwwww

しかも、日本語訳に疑問であれば、Unix Power Tools オリジナル英語版 を参照することもできるのだ。

キーワードを書籍のタイトルにピンポイントにあてると、
刊行済みの多くのオライリーの書籍(もちろん日本語版)が登録されているようである。

すごいね。


今更ながら、Googleブックスにオライリーの本が多数登録されているのに気がついた。アドレスは http://books.google.co.jp/。「Google ブック検索」という名の通り、書籍だけではなく、その内容までも検索することができる便利な機能だ。

いつの間にこれほどまで情報が集積されていたのか、正直驚いた。日本でのサービスが始まったのは2007年7月。スタート当初の私の印象は「使いづらいし、どうせ著作権問題で機能しないんでしょ?」と高をくくっていた。しかし、今となってはオライリーだけでも読めることに私は価値を感じる。

機能面も充実。レビューや参照でつながる SNS 的な機能を持つ マイライブラリ も面白い要素である。☆をつけてレビューする機能も連動していて興味深い。タグをつけて本を管理できるところも便利だ。

昨今の新聞や本で、図書館で調べ物をせず、ネットで調べたものをレポートで提出することがけしからんという論評を目にした。ネット上の情報を鵜呑みにしてどうするという趣旨だったと思う。だが、実際の本が検索できるとなると話は別だ。今の学生の学習スタイルは知らないのだが、以前は図書館で調べること、そのことが目的になっていた気がする。今後ますますGoogleブックスへの情報集積がすすむと、調べるのは簡単、それで結局何が言いたいんだ?と結論や考察の部分に時間を割くことができるようになるだろう。学生にとってだけでなく、多くの人たちが図書館に行く手間から解放されるのだ。まさに革命である。なかなか時間を効率的に使えて画期的な発明としか言いようがない。

文化的側面からは、著作権の問題も取りざたされるであろう。だが、すでに英語の図書がこれだけ検索できるという現実から目を背けることはできない。はっきりいって、これは洋書のみの検索ツールだとしても非常に協力としか言いようがない。

↓結論
Google万歳。図書館\(^o^)/オワタ

こういうものが学生の頃からあれば、いろいろ変わっていたろうなぁ。正直、今の学生がうらやましい。さて、これでますます図書館に通わなくてよいという言い訳やら、引きこもりツールが増えたわけだが・・・(´・ω・`)

44.google 】 2008年05月01日 19:24

HRSmanさん向けの返信でしたが、まとまった分量になったので、独立して残しておきます。


Google に関しては興味深い本が出版されました。「グーグルが日本を破壊する 竹内一正/PHP新書/720円/ISBN-978-4-569-69773-4/2008年4月30日発売」空港で見つけ、帰りの電車の中で勢いで読めました。

一見、タイトルを読むと Google によって日本社会が、日本経済が破壊されるというセンセーショナルな表現ですが、中身もその通りでした。このままでは世界(アメリカ主導のグローバル経済という名の国家戦略)に日本は巻き込まれ、太刀打ちできないような予感がします。「新聞社がつぎつぎ倒産する日」や大手広告代理店の寡占状態についてなど、今の日本における不均衡な経済配分を照らし会わせると、なかなか私のような人間には「ようやく俺にもチャンス到来か」と思うような勇気づけられる一冊です。

Google の存在そのものは、きっと世の中を変えるでしょう。おそらく、我々が思っている以上に日本社会というシステムそのものを変えていくはずです。それが、官僚といった、いわゆる御上主導ではなく、明治維新のような、それこそ志があるものによって世の中が変わっていく。まさにいま、そのような時代にあるものだと、改めて認識させられました。

一方、Google 様々に対する不満もあります。それは、市場価値優先(株主利益優先)の理論に従い、中国市場に参入したことです。中国の Google で「天安門」や「法輪功」を検索しても出てこないことは、あまりにも有名です。

私は、対中国における Google 戦略には激しく異論を唱えます。チベット人権云々以上に、同じ業界で仕事をしている人間として、中国政府に媚びへつらい、民主主義弾圧を黙認する Google を軽蔑する。Google は「Don't Not Be Evil」をモットーにしてるらしいが、これじゃ、マンハッタンで原爆を開発した科学者達と何もかわらない。

(※ 私は、少し前まで制限付きでも Google が中国市場に参入することは、それなりに情報共有など意義があることと思っていました。しかし、あからさまな中国政府による情報統制をうけ、これはあまりにも酷いと態度を転向した次第です)


Google はお金に魂を売り渡しましたが、いまだにシェアは伸び悩んでいるそうです。2007年の段階で、百度約70%の検索市場でのシェアに対し、グーグルはわずか23%。政治的・経済優先の立場で動いてこのシェアでは目も当てられません。天誅といったところでしょうかね。とかとか、グーグルを敵に回しそうな発言をしても大丈夫なのが民主主義なのですから・・・。

44.google 】 2008年05月07日 01:22

Google Reader(グーグル・リーダー)にメモ帳機能(Notes)がいつの間にか追加されている事に気がついた。

単純にページの記録だけではなく、かなり応用の利く仕組みだ。特定の URL に対するブックマーク機能だけでなく、そのページに対するコメントを記録することができる。簡単に説明すると「はてぶ」のようなもの。個人的には、Google ノートブック と Google ツールバーに搭載されている ブックマーク 機能を統合したような印象も受ける。ついでに、このメモは単なる"メモ帖"というよりも、個人のつぶやき、すなわち twitter のような使い方もできないではない。

共有されたアイテムは Google の共有アイテム(shared item)のページから見ることが可能だ。ちなみに、現在の私の共有アイテムのページはこんな感じ。コメントは吹き出しとして表示される。

google reader

http://www.google.co.jp/reader/shared/05385504139709558812

いわゆる"ソーシャルブックマーク"のように、他人との連携はないが、自分の情報を公開するためには役に立つツールである。


メモ自体の方法はシンプル。方法は2つある。1つは Google Reader 上でメモしていく方法。もう1つは Firefox でしか試していないが、ツールバーに"Note in Reader"というリンクを作成する方法。ボタンをクリックするだけで以下の画面のようにメモ入力欄が表示される。そのため、心理的にメモを残すのは簡単に思える。

google reader notes

ただ、おそらくこの新機能が使えるのは英語版のみのようだ。もし使ってみたい場合には、"設定"から表示言語を英語に切り替える必要がある。なお、まだ日本語版には対応していないため、時々文字化けすることがある。文字化けせずに日本語版に対応することが望まれる。


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