SELinux 環境では quota は使えない。 †SELinux がシステム上で有効にされている場合、quota によるディスク容量の制限を実施することができない。もし SELinux が有効にしている場合は、ブート中に止まってしまい、復帰のためにはサーバの電源を落とさざるを得なくなります。 ↑この場所でフリーズしてしまう。仕方がないので電源を強制的に落とす……。 現時点(2005/06/23)で配布されている SELinux の strict , targeted いずれのポリシーでも SELinux を有効にすることが出来ない。 結論:Quota をどうしても使いたい場合は SELinux を諦めなくてはいけない。 ちなみに、SELinux を無効にするには、/etc/selinux/config を編集。 SELINUX=disabled このように SELINUX の指定を変更し、マシンの再起動を行うと SELinux が有効になった状態で起動できます。 SELinux と quota を有効にしてしまい、ブート中フリーズから復旧する方法 †もし SELinux を有効にしている段階で、/etc/fstab に usrquota, grpquota の記述を行いサーバの再起動をかけると、正しくファイルシステムが読み込めず、ブート中にフリーズ(固まる)してしまい、サーバとして運用できなくなるトラブルが発生してしまいます(というか、私がハマリました(w)。 復旧作業はシングルモードで行う必要があります。 まず Linux の boot 画面では GRUB が標準で起動します。 Booting Fedora Core (2.6.11-1.1389_FC4) in X seconds... このような表示が出ますので、エンターキーなど、適当にキーを押して GRUB 設定モードに移行します。のんびりしていると、そのままブートが進行してしまいますので X seconds(秒)以内に速攻でキーをおす必要があります。 うまくいけば、次のように起動するカーネルの選択画面が表示されます。 この画面が表示されているとき、キーボードの【 E 】を押します。(編集=Edit の E です) そうすると、次はカーネルのオプションが変更できるようになります。【 kernel 】と書かれた行(2行目)を選択してキーボードの【 E 】を押します。(編集=Edit の E です) その後は、編集モードになります。カーソルの【→】を押して、右端までいきます。 右端に空白を1マス入れて、 selinux=0 s と入力します。 入力が終われば、【 Enter 】キーを入力します。 起動画面が終わると、コマンド入力画面に自動で移ります。 「vi /etc/selinux/config」ファイルを編集します。 SELINUX=disabled このように SELINUX の指定を変更し、マシンの再起動を行うと SELinux が有効になった状態で起動できます。 |