analog/6.0/doc/analog/analog を使い始める


その他の環境で analog を使うには

簡単に説明すると:

  1. 必要に応じて analog.h を編集してコンパイルします
  2. analog.cfg ファイルを編集します
  3. analog を実行します

 数多くのプラットフォームの為にコンパイル済みの analog を提供しています。analog をコンパイルする前に一目 analog のホームページをご覧下さい。

 既にコンパイル済みのバージョンが存在しなくても大丈夫です。自分自身でソースコードを元にコンパイルすることが出来ます。心配しないでください、コンパイルといっても analog は標準的な C 言語で記述されています。なので、殆どのプラットフォームで analog をコンパイルすることができるでしょう(ソースコードは全プラットフォーム共通です)。

 まずはじめに、 src/ ディレクトリに移動します。

 次に anlghead.h を見て、編集する必要があるかどうか見てください。

 必要があれば anlghead.h を編集して、あとはプログラムをコンパイルします。コンパイル方法はオペレーティング・システムの種類によって異なります。


Unix 環境下でのコンパイル 上記のように、まず anlghead.h を編集します。それからプログラムのコンパイルを行う src/ ディレクトリで次のように入力します

make

 大部分のシステムでは問題なくコンパイルできるでしょう。プログラムをコンパイルしたあとは親ディレクトリに analog を移動します。もしコンパイルに失敗するようでしたら Makefile を再確認して書き換えるべき箇所があれば調整して再コンパイルしてください。必要に応じて Makeflie の書き換えが必要でしょう。特に Solaris 2 (SunOS 5+) ユーザは LIBS= 行を変える必要があります。

(上級者であれば anlghead.h を編集する替わりに make 時にコマンドラインで引数を与えることも出来るでしょう。例:

make DEFS='-DLANGDIR=\"/usr/etc/apache/analog/lang/\"'

analog コンパイル用のスクリプトを用いる場合には有用でしょう)

 もし gcc が扱えないようでれあば、コンパイラを変える必要があります。acc もしくは cc を試してみてください。

OpenVMS 環境下でのコンパイル OpenVMS では src/build ディレクトリでスクリプトを構築する必要があります。src ディレクトリ内でソース群を展開(unzip)してください。それから、コマンドラインで対話的に analog をビルドする事になります。

$ @ Build_Analog  

あるいは、バッチ・キューに analog をビルドするよう送るために次の記述を行います。

$ Submit /NoPrint /Keep Batch.com  

 command procedure が MMS(あるいは MMK)が利用可能であればコンパイルに用いられます。あるいはコンパイルは raw command procedure を用いてコンパイルしなくてはいけないでしょう。

Acorn RiscOS 環境下でのコンパイル analog バージョン 5 からのアップデートでなくとも Makefile は src/build ディレクトリに配置します。そこで C, H, O という名前のディレクトリを作成し、ソースファイルを適切なディレクトリに移動する必要があります。たとえば、alias.c は C.alias と名称変更しなくてはいけません。また、 RiskOS ディレクトリ構造に対応できるよう anlghead.h ファイル中に数カ所ファイル名の変更の必要がある事にも気がつくでしょう。

OS/2 環境下でのコンパイル OS/2 向けの analog をコンパイルするには EMX パッケージが必要になります。Makefile では OS=OS2 と LIBS=0lsocket の指定が必要になります。anlghead.h の編集が終われば make を実行します。次のようにコマンドを入力して analog.exe を作成します。

EMXBIND -b ANALOG  

 プログラムをコンパイルした後は src/ ディレクトリから移動します。analog を実行するためには次のように実行します。

analog

(あるいは環境変数 $PATH の関係から ./analog として実行しなければいけない場合もあります)

 analog の設定は analog.cfg ファイルに設定コマンドを記述します。動作をさせるためには2行のコマンド記述が必要になります。

LOGFILE ログファイル名      # どこにログファイルがあるか記述します
OUTFILE 出力ファイル名.html # どこに解析結果を出力するか

 ログファイルはローカル環境(自分のパソコンやサーバ)に置かれておく必要があります。analog 自身は FTP や HTTP といったインターネットを経由してファイルを取得できないからです。フォルダ内には解析のテスト用にサンプルのログファイルを同梱してあります。出力される情報については解析結果についてを参照してください。

 あらかじめ設定ファイルには設定コマンドが記述されています。ですが、それらの指定されたもの以外にも多くのコマンドが使えます。解説を読み終えたら基本的なコマンドから一般的によく用いるコマンドを学ぶことができます。コマンドについての詳細な解説はanalog のカスタマイズをご覧下さい。examples フォルダ内にもサンプルの設定ファイル例を置いてあります。

 コマンドラインで実行する場合には、プログラム名の後に引数を与えることでオプションを指定することもできます。設定ファイルを変更するよりも簡単な方法です。



トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: Mon, 11 Jul 2005 22:17:10 JST (7029d)