analog/6.0/doc/analog/基本的なコマンド

設定コマンドの構文

 このセクションでは analog がどのようにコマンドを認識するか、そして設定ファイルの文法はどのようなものかを記述しています。個々のコマンド群の詳細については後のセクションコマンド早見表の中で取り上げます。


 analog が実行する際、まず設定ファイルとコマンドライン(コマンドラインを扱えるオペレーティング・システムを用いていると想定する場合)のオプション指定を読み込みます。多くのデフォルト(規定値)のオプションは既にコンパイル時に用いた anlghead.h と anlhgha2.h によって指定済みとなっています。もし自分で analog 本体をコンパイルできる環境を持っているなら、コンパイル済みの analog をダウンロードするより、むしろ自分好みに analog のオプションを指定してコンパイルすることも出来るのです。オプションの詳細についてはこの文章内で言及します。


 analog が最初に読み込むのは、通常 analog.cfg という標準設定ファイルです。コマンドライン上で -G オプションを使えば、この設定ファイルは読み込まなくなります。この -G オプションで指定されたファイルが読み込まれると、指定された設定が反映されるようになります。最終的にはプログラムのコンパイル時に指定されるファイルを読み込むようになっています。この設定ファイルの指定は一般ユーザからは変更することができず、analog 実行時に指定された設定ファイルが見つからないなら analog は自動的に終了します。この事はシステム管理者が一般ユーザに解析を実行させたりレポートを表示させるといった事を事前に防ぐことも意味します。しかしながら、確実に一般ユーザにアクセス解析を許可しない為にはログファイルを読み込ませない事が唯一の方法です。そうしなければ、一般ユーザによって別の analog か別の解析プログラムによって解析されてしまうでしょう。


 以下のコマンドを使って別の設定ファイルを読み込むことが出来ます。

CONFIGFILE other.cfg

 ここで指定されている設定ファイルは analog 実行時、直ちに読み込まれます。プログラムは設定ファイルの初めから終わりまで読み込みます。設定上、複数の設定ファイルを読み込むことがっても、複数の解析結果は出力されませんので注意しておいてください。全てのオプションを基にした1つの解析結果のみ出力されます。

 また、コマンドライン上から +gother.cfg のように別の設定ファイルを読み込ませる事も出来ます(+g とファイル名の間にはスペースを含みません。このようなコマンド欄の書式ですのでご注意下さい)。ただし、このように別の設定ファイルを読み込むことにより標準の設定ファイル(通常は analog.cfg)を読み込まなくなるので注意しておいてください。特定の設定ファイルを指定するには -g の他に -G も使うことが出来ます。複数の設定ファイルを用いたい場合、analog.cfg を書き換えたりその他の設定ファイルを別々に読み込ませなくても良いように設計されています。-g オプションを使うことで複数の設定ファイルを同時に読み込ませることが出来るようになります。

 もし CONFIGFILE オプションで指定された設定ファイルにディレクトリ名が含まれていない場合、analog はどこに設定ファイルがあるか探し出そうとします(場所はコンパイル時のオプションで指定されます)。例えば、Windows 版であれば、analog.exe が置かれているフォルダ内を探そうとします。標準で指定された設定ファイルに対しても同様です。ですが +g オプションを使ってファイルを指定している場合は、プログラムが実行しているディレクトリに対する相対パスとして扱われます。

 Mac 版では analog のアイコンに設定ファイルをドラッグすることにより、標準設定ファイルを使わず、その指定された設定ファイルを使って解析を行います。ただし、ファイル名は "# " で始まっていなくてはいけません。

 便利な方法としては、設定ファイルを使わなくても +C コマンドを使うことで、直接オプションの指定を利用することができます( C は大文字でなくてはいけません)。たとえば +C"UNCOMPRESS *.gz gzcat" として *.gz 形式のファイルは gzcat を用いて展開するといった指定が可能です


 設定用ファイルとコマンドには構文規則があります。設定ファイル上ではコマンドは通常1行づつ記述します。ただし、行の先頭に # 記号がある場合にはコメント行として無視されます。設定ファイルのコマンドではバック・スラッシュ記号(\)を用いて複数行を1つのコマンドをみなすことが出来ます(ただし、コメント行も文字数としてカウントされ、合計 254 文字を超えることは出来ません)。たいていのコマンドはコマンド名と、コマンド名に続いて1つか2つ程度の引数から構成されます。コマンドに対する引数はオプションによって1つかもしれませんし、"" 記号や () 記号が必用となる場合もあります。ですが、行末の引数がバックスラッシュ(\)の場合は、引数の中に必ず # かスペースが記述されていなくてはいけません。以下に適切な設定コマンドの記述例を挙げます。

DAILYSUM   OFF   # 曜日別集計を表示しません
DAILYREP  "ON"   # 日別レポートを表示します 
HOSTNAME (Spam Widgets Inc.)  # 引数の中にスペースがある場合 () か "" で囲みます
LOGFILE logfile1.log,\
logfile2.log     # この行は1行上にあるコマンドの続きです。

 おおむね複数のコマンドが併記されている場合は後に書かれたコマンドが優先されます(例えば OUTFILE の指定)。ですが、コマンドの中には LOGFILE の様に複数のコマンド記述が利用できるものがあります(LOGFILE を使って複数のログファイルを解析することが出来ます)。それはさておき、同じ設定ファイル内で LOGFORMAT?LOGTIMEOFFSET? コマンドは LOGFILE よりも前に記述しなくてはいけません。


 全てのオプションが紛らわしく思われるようでしたら、 analog 実行時に -settings を使ってオプション指定をすることも出来ます。

analog -settings [その他のオプション]

 使えるようにするには、設定ファイルのコマンドに SETTING ON を書き加えておいて下さい。また、通常の analog 実行時には、コンパイル時に用いた analghead.h と anlghea2.h の設定オプションがデフォルト(初期設定値)として扱われています。Unix か Windows を利用している場合は以下のようにしてデフォルトの設定をファイルに書き出すことが出来ます。

analog -settings > file

 また、analog -version と実行するとバージョン番号のみ表示します。


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Last-modified: Wed, 03 Aug 2005 18:30:10 JST (6785d)